「手帳を上手く利用すれば人生が変わる」そんなキャッチフレーズが巷に溢れていそうですが、決して大げさな表現ではないです。手帳は本当に人生を変えてしまうくらいのパワーを持っています。
手帳は昔から多くの人が知恵を絞って工夫を繰り返してきたものです。そのまま利用するだけでも情報を整理できます。カスタマイズすることでさらに効率的に、楽しく生活を管理できます。
まずは、書いてみる [時間][アイデア][やりたいこと]がどんどん湧き出すメモの習慣
最新の手帳術の本を読みながら考えたことをまとめました。
手帳は人の数だけ、使い方がある
手帳に必要な機能を突き詰めていくと「脳の外部記憶装置」と「アイデアのインキュベーション(孵化)」だと思います。スケジュールやメモを全部記憶できたり、脳の中ですべてアイデアを考え尽くせれば、手帳は必要ありません。しかし実際には無理で、なんらかのツールを利用したほうが圧倒的に行動の効率が上がります。
手帳は自分の仕事やライフスタイルに合わせて、自分でカスタマイズしていくものです。どの使い方が正しくて正しくないとかはありません。人に見せるものではないので、自分が便利ならそれでOKです。他人の使い方を学んで、自分に合うものだけ取り入れていけば良いのです。
本書には、藍玉さんが主宰する「手帳ゆる友」の参加者さんたちの手帳の工夫が多数紹介されています。「これは真似したいな」というものがたくさんありました。服のコーディネイトや、目的別に飲食店をリスト化しておくアイデアは、すぐに取り入れたいと思いました。
まずは書いてみる
本書のタイトルでもある「書いてみる」は、非常にパワフルな方法です。書くことで、何かが始まることは多いです。ふと書いた言葉がアイデアの種になることもありますし、関連する情報を引き寄せる呼び水になることは、過去に何度も経験があります。
頭の中でゴチャゴチャ悩むより、一度書き出してみると、やるべきことが思いの外少なかったこともあります。書き始めることで、言葉がドンドンつながってアイデアが膨らんでいくこともしばしばです。
いつでもすぐに書き出せるお気に入りの手帳環境を作っておくと、日々の業務や生活がもっとスムーズに回るようになります。
手帳をフレームにする
人間の思考は、色々発散させてしまうより、フォーマットやルールで制限をかけた方が、より集中できることがあります。
手帳に縛られるのはいやだ!と考える人もいるかもしれませんが、フレーム(枠組み)を利用すると、エネルギーを節約できます。
手帳をうまく使いこなして、手帳に思考の一部を投げてしまうことで、重要な考察にパワーを注ぎ込めるのです。
例えば、将来に向けての重要な勉強の時間は、あらかじめ予定に組み込んでおきます。そうすれば、他の予定が入ってきても、「先約が入っているので、別の日はどうでしょう?」と、迷わず切り返せます。手帳をフレームとして利用してみましょう。
私の手帳術
恥ずかしながら、私の手帳環境を簡単にご紹介します。
実は私、手帳というものはここ10年くらい使っていません。スケジュール管理はGoogleカレンダー、メモはEvernote、落書き帳としてドット方眼ノートを愛用しています。
詳しい内容は省きます(もし気になる方がいたら、後日別途記事にします^^)。なぜクラウドに傾倒しているかというと、私がものすごい字が汚いからです。メモっておいても、何が書いてあるか判読できないことが多いからです。
全部クラウド化したいところですが、図や絵は手書きのほうがスムーズなので、ノートを持っています。ドット方眼ノートがお気に入りです。スマホやPCを持ち出す雰囲気でない場にも、ノートを持ち込みます。描いたものは必要に応じてスマホカメラで撮影してEvernoteへ送ります。
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とまあ、こんな私にも手帳論はあるわけです。誰もが手帳に対するアイデアを持っていると思いますし、もっと手帳を有効に活用したいという方は多いはずです。
手帳は、毎日使うものです。ちょっとでも良い方法を取り入れていけば、効果は毎日確実に蓄積されて、大きな成果につながります。本当に人生を変えてしまうことだってあります。本書を手にとれば、思わぬアイデアに出会えるでしょう。
本書は、藍玉さんより頂きました。素晴らしい本をありがとうございました。
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