子育ては、後戻りできません。「小さうちから英語を学ばせればよかった」と後悔しても遅いのです。だからこそ、親も子育てについて勉強する必要があると感じています。
どうしても、自分が子供の頃に受けた教育をベースに考えてしまうため、時代遅れの教育を子供に与えてしまうのです。時代によって必要な教育は変わってきています。親の無知のせいで、子供の可能性が限定されてしまうことだけは、避けたいです。
「一流の育て方」という、子育て・教育の教科書のような本を読みました。読みながら考えたことをまとめました。
大切なこと、好きなことを見つけさせる
「好きこそものの上手なれ」は、何かを成し遂げる最大のパワーだと考えています。好きなことであれば、食事もせず、寝る間も惜しんで、膨大な情熱を注ぎ込めます。好きでやっている人には敵わないです。
言われたこと、指示されたことをやるだけの子供にだけは、なってほしくありません。好きなことを自分で選んで決めさせると、自主性が育ちます。
しかし、子供の視野は大人より狭いです。ただ放任するのではなく、情報やアドバイスはしっかり与えて、なるべく選択肢を増やして上げた状態で、子供に考えさせるようにしたいです。
やりぬく力を養う
学力や身体能力はあるに越したことはありません。最も必要な能力はグリット(やりぬく力)です。どんなに優秀でも、最後までやり抜かなければ、成果になりません。
子供の時から、やると決めたからには、最後までやり切る習慣を身につけさせたいです。しかし、時には諦めてしまったり、モチベーションが下がる時もあるでしょう。ただ叱咤激励するだけでなく、親がしっかり状況を把握し、子供とコミュニケーションをとって、モチベーションを保つことも必要です。
せっかく続けてきたからと、ダラダラ続けるのも良くないです。子供にもコスト意識をもたせましょう。
読書好きにさせる
文章は映像や音声よりも多くの情報を得ることができます。子供が本を好きなって多くの本を読んでくれれば、勝手に膨大な知識を得ていきます。
ただし、嫌いな本を無理やり読ませても逆効果です。ジャンルはなんでも良いので、自分が読みたい本を買い与えて、まずは活字に慣れることが大切です。
英語教育を徹底する
10年ほど前に、「日本語もろくにできないのに外国語を学んでもしょうがない」という論調が世間をわかせました。しかし、現在はそんな悠長なことを言っている場合ではなくなってきました。日本の人口は下降トレンドに入り、企業はグローバル化。海外で仕事をするのは当たり前の時代です。
幼少の頃から英語の発音や聞き取りができれば、生活の中で英語に触れたり、イベントで外国人と話せたりと、英語のスキルは上がっていきます。語学は使ってナンボ。スキルがスキルを生むのです。
親が最強のコーチになる
スポーツや語学などの習いごとをさせても、なかなか上達しないことがあります。スクールでは一人の先生が、多くの子供を指導するため、全員に対してきめ細やかな指導はできません。結局細かいところは、親が指導しないと子供は伸びません。自分の子供だけを見つめている親こそが、最強のコーチです。
定期的に練習を見学して、先生に状況を聞いて、どこが伸びているか、何が足りたいかを知っておきましょう。子供に伝えて、何をすべきか一緒に考えましょう。
もし、任せっきりで教えてもらいたいのであれば、個人レッスンを選びましょう。月謝は高くなりますが、集団レッスンよりは効果があるはずです。
親の背中を見て育つ
子供は親の真似をして育ちます。親の口ぐせや、考え方、生活習慣が、子供に大きな影響を与えます。読書好きで学習好きの親の子供は、同じような行動をするそうです。
読書もせず、テレビばかり見ている親が、子供に向かって読書をしろ勉強しろと言っても、無理があるということです。運動をしない親が、子供に運動しろというのも説得力がありません。
しつけも大切です。ところが、親が他人に対して傲慢で感謝知らずだったり、挨拶もろくにできないようであれば、子供にも伝染します。
しつけをされた、優秀な子供に育てたいのであれば、まずは身近な見本である親自身が、しっかりとした社会人として振る舞い、学習や運動をしている姿を、子供に見せることです。
無償の愛を注ぐ
好きなことに対しては、膨大な情熱を注ぎ込めると先に述べました。我が子に対して親は無償の愛を与えることができます。だからこそ、子供は何も心配をせず、豊かに育つのです。
親も人間です。子供の見本となるパーフェクトな親にはなれないかもしれません。でも無償の愛だけは注ぎ込めるはずです。ここさえ間違わなければ、子供はしっかり育つのではないかと考えています。
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