2019年に新築した我が家のコンセプトは「省エネルギー」。断熱性や気密性を高めた住宅に、太陽光発電とエコキュートを導入。
当然、住宅コストは上がってしまいました。
勢いで決めてしまったので、「そこまでこだわる必要はなかったかな?」と思うこともありましたが、これだけ電気代が高騰すると、省エネ効果が際立ってきます。
月の光熱費が3,000円以下
先月2023年7月の我が家の電気代は、10,986円でした。太陽光の売電額は8,064円だったので、実質の電気代は2,922円ということになります。
我が家はオール電化なので、ガス代はありません。一ヶ月の光熱費が3,000円以下に収まってくれると、生活費はかなり安くなり、インパクトがあります。
以前住んでいた賃貸マンションは、光熱費が合計3万円近くになっていた月もありました。現在はもっと上がっていると思うと、ゾッとします。
暖房費がかさむ冬は、日照時間の短縮も相まって、同じようには行きませんが、エアコンの利用時間が減り、発電効率が良い4-5月は、実質の電気代が2,000円近くまで下がります。
電気代高騰により、発電した電気の価値が上がる
我が家の太陽光発電は、全部売却ではなく、自家で消費し、余った分を売却する方式を取ってます。売電金額が安いので、自家で消費したほうが得になるからです。
先月の自家消費した発電量は、250kWhでした。公式に発表されている中部電力の最新の平均電力単価(2023年5月)26.7円/kWhをかけると、6,675円。
売電金額との合計は8,064円+6,675円=14,739円。太陽光発電で、一月で1.5万円分の電気を発電したことになります。
【参考】
https://pps-net.org/unit
投資回収の期間が短くなる
太陽光発電やエコキュートなどは、10年くらい利用すると元が取れるような価格設定になっているのですが、電力単価が高騰しているので、もっと短い期間で元が取れてしまう可能性あります。
電力買取価格も年々下がっています。2023年のFIT買取価格は16円kWhです。我が家は24円(2019年)だったので、2/3に減っています。
インフレで住宅価格が上昇しているので、太陽光発電やエコキュートの価格も、コストを吸収できるほど下がっていないかもしれません。
本当にラッキーとしか言いようがない
2019年に家を新築したときは、身分不相応かな?とも思ったときもありました。
しかし、おかげ様で新築翌年からのコロナ禍での巣ごもりを快適に過ごせましたし、今こうしてインフレして電気料金が上がっている状況でも、生活費を抑え込めていることは、本当にラッキーだったなと思います。
願わくば、インフレで土地の値段が上がって、住宅の減価償却分を補ってくれることを願います。
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