当方で運営中の「eカタログ.com」は、リアルタイムで商品情報を取得できるブログパーツを公開しています。
ベルメゾンなどの超通販大手の商品を表示できますので、かなり使えると思います。
実は以前から公開していたのですが、データー取得に利用しているAPI「クロス・オーバー・サーチ(リンクシェア社)」が、気分が悪くなるくらい不安定だったので、ひっそり運営していました。
このたび、ようやく安定したようですので、安心してアピールできます。ぜひご利用くださいー。
さて、今回は、弱小個人にとってのブログパーツ配布の悩みなどを、少しだけお話したいと思います。
サーバー負荷がはんぱじゃない
以前は、各ウェブサービスのデーターを取得⇒加工⇒Html化を、当方で準備したサーバーを通して行っていました。
配布先のブログで、ブログパーツが表示される度に、当方のサーバーが呼び出されるため、利用者が増えてくると、あっという間にサーバーがパンクします。
通常のレンタルサーバーは、不特定の第三者へのリソースの提供を禁止しています。当方はそのへんの規約が緩いサーバーを利用して負荷分散をしていました。挙句の果てには自宅サーバーまで立ち上げて負荷を吸収していました。
Jsonp+Ajaxでクロスドメイン
しかし、どんどん増える使用量に対して、上記の方法はイタチごっことなってしまい、管理の労力は増えるばかり。
どうしようかと困っていたところ、各ウェブサービスが、データーをJsonpフォーマットで配布していることに気がつきました。
JsonpはJavascriptで直接利用できるデーターフォーマットです。クロスドメインで取得できます。
ブラウザから直接ウェブサービスへデーターを呼びに行けるため、ブログパーツをたくさん公開して利用してもらっても、当方のサーバーを通さないため、リソースの確保に苦労する必要はありません。
ところが、中にはJsonpで公開していないサービスもあります。その場合は、Yahoo.comが公開している、Yahoo Pipesや、YQLを利用して、xmlをJsonpに変換することで利用できます。これ、ぶっちゃけすごいサービスですよ。eカタログ.comのブログパーツは、YQLを利用させてもらっています。
ということで、ブログパーツをAjaxコードに変更しました。
●配布コードが長すぎる
やれやれと、思っていたのですが、新たな問題が勃発しました。
無料ブログサービスでは、記事中へJavascriptコードを設置すると、上手く動かないものが多かったのです。セキュリティ対策かな?
貼り付けるコード自体が長いため、記事中の文字数制限に引っかかったりするケースもありました。
各ブログサービス毎の対応方法を検討したりして、こちらでもやはり苦労することになりました。
●クラウド利用で再出発
最近はクラウドに注目しています。
AmazonEC/2 S3のような、クラウドサーバーが簡単に借りられるようになりました。
サーバーの容量、能力も短時間で変更可能で、時刻によって、サーバーの数を変更できたりするそうです。
値段も安価ですむため、世の中の多くのブログパーツは、専用サーバーよりも、クラウドで運営するケースが多いそうです。
当方も近いうちに、クラウド・サーバーを利用したブログパーツの配布を行いたいと思っています。まずはアカウントを取って、勉強せねばです。
クラウド使いこなせれば、もっと大規模なサービスを展開できるようになります。本年度の大きな目標の一つにインフラ整備を追加して、なんとかモノにしたいです。
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