目標を立てることは大切です。
具体的な目標がなければ、自分がすべき事を行動レベルに落とし込むことはできません。
そして、具体的な目標を考える前に、もっと考えなければならない重要なことがあります。ぜひ考えてみてください。
まずどうあるべきか
TOEIC、中小企業診断士、漢字検定……。目標を設定して頑張ることは良いことです。しかし、それらの目標は、最終的に何を達成するために目指すのでしょうか?
「自分を成長させるため」という人も居るでしょう。では、どんな自分に成長したいのでしょうか?
このどんな自分という部分がないと、バラバラの目標設定になってしまい、何になりたいのか良くわからなくなってしまいます。
つまり、何をするか(Do)を決める前に、まずどうあるべきか(Be)を、考えておく必要があるのです。
ぶれない自分になる
Be(あるべき姿、あり方)とは、自分の価値観や好み、得意なことが凝縮されたものです。いわば、自分の憲法のようなもの、 それを「ミッション」と呼ぶことにしましょう。
何か判断するときは「ミッション」に照らし合わせます。ミッションに沿わないと思うことは、積極的に行う必要はありません。何を行って、何をしないかが明確になることで、ぶれない自分を作っていけます。
使える時間も労力も有限です。すべての事に顔を突っ込んでいたら、いくらリソースがあっても足りません。自分のミッションをしっかり持つことで、自分の資産を集中して投下できます。
目指すところが明らかになると共に、周りも理解しやすくなり、支援が集まりやすくなります。
時間をかけて考える
とはいえ、ミッションはそう簡単にまとまるものではありません。短くても一ヶ月。3年くらいかかる場合もあります。それだけ重要なことです。自分にとって一番しっくりくるミッションを言葉にしていきましょう。
コツがあるとすれば、なるべく時間が経っても変わりにくい内容にすることで。1年くらいで使えなくなるようなものでは困ります。普遍性を持たせたほうが使いやすいです。
まずは仮決め状態でも、自分のミッション設定して、それに沿って行動をしてみましょう。行動と矛盾するところがあったり、もっと良い言葉があれば、その都度修正していけば良いのです。
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昨年、多くのホテルで発覚した産地偽装はお粗末でしたね。企業として、ホテルとして「どうあるべきか」を日々考えていれば、絶対に起こらないことです。
小手先でのごまかしは致命的です。年の初めに、あなたの「ありかた」を、考えてみてはいかがでしょうか?
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