2022年の秋ぐらいから、我が家は国内の累進高配当株への投資を始めました。相場もちょうど底を打っていた時期だったので、良い時期に買い入れできたと思います。
高配当株を購入した理由は、「老後の年金の補助」とするためです。
新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資
去年拝読させて頂き、高配当株銘柄について、非常に勉強になった、配当太郎さんの著書「年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資」の続編が出版されたとのことで、予約して購入し、GW中に読みました。
おかげさまで、現在の我が家の配当金は、年間60万円になっています。配当金だけで、生活できる金額ではありません。
ですが、累進高配当株は年々配当金が増えていくので、10年、15年後には2倍以上に増える可能性が高いです。年金とプラスすれば、それなりに余裕がある生活の基盤となってくれそうです。
累進増配株は、強固なストックビジネスでしか成り立たない
我が家の投資方針の一つに、高配当株投資があります。高配当株の中でも、毎年配当金を増やしている「累進増配株」を選ぶようにしています。
安定収入が見込めるビジネスを持つ企業しか、累進増配は実現できません。累進増配を行える企業は、ストック型ビジネスを持つことを、前著「年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資」で学びました。
具体的には、音楽配信サービスなどのサブスクリプションサービス、総合商社が持つ、世界各国の地下資源を採掘する権益をもとにした、「権益ビジネス」、保険業界、通信キャリア業界などです。
ちなみに、ストック型ビジネスといえば、GAFAM(Google、Apple、Meta、Amazon、Microsoft)と呼ばれる、米国のスーパー企業群のビジネスも、ストック型ビジネスが支えています。
Amazonプライム、Office、AppleMusicなどのサブスクは有名ですね。
【参考】長期投資を支えるのは「ストック型ビジネス」を持つ高配当銘柄
累進増配株の破壊力を知る
累進増配株の魅力は、その名の通り、配当金が毎年増えていくことです。
最近ですと、三菱商事が配当金を、一株あたり70円から100円と、42.9%も増やしました。もし10,000株持っていたら、配当金は70万円から100万円と30万円も増えます。
何もしなくても、毎年配当金が増えていけば、日々の株価変動なんて、気にする必要がありませんよね。
しかし、魅力はそれだけではありません。
累進増配株は、増配を発表するたびに、株価も上昇しやすいのです。
先日の三菱商事は、弱みを含んだ決算と合わせて増配を発表したので、株価は下がりましたが、おそらく再び株価は上昇していくでしょう。
配当金も増えて、株価も上がっていけば、ダブルで資産が増えていきます。
もちろん、強固なストックビジネスを持つ企業であることが条件です。
累進増配株は今からでも買えるか?
ところが、最近は困ったことになっています。
優秀なストックビジネスを持つ、累進増配銘柄が買われすぎてしまって、株価が上がりすぎているのです。
前述した三菱商事の配当利回りは、数年前までは5%近かったのですが、最近は株価が上がって、2%ほどとなっています。流石に2%は低すぎるかなと。
ドル預金ですら、4%後半の利回りです。為替リスクを勘案しても、現在はそちらの方が有効かもしれません。
累進増配株は将来計画を立てやすい
例えば、現在配当金を年間60万円得ているとします。
配当金が、毎年平均7%増えていくとすると、10年で1.96倍に増えますので、配当金は117.6万円となります。
もし、年金生活に入って、年金だけでは心もとないと考えているのであれば、年金生活を始める年齢(例えば65歳)の10年前までに、配当金60万円を達成しておけば、年金開始時には、年間約120万円となります。
年金の他に、配当金から月10万円を貰えれば、かなり余裕のある生活ができるでしょう。我が家は、ここ数年で、この条件を満たすことができました。老後の生活については、目処が立ったので、一安心です。
高配当株はいつから始めるべきか?
配当金は払い出し時に税金が約20%かかるので、資産形成時は投資信託などの方が効率が良いと言われていました。
しかし、現在は新NISAで投資をすれば、配当金に対する税金もかからないので、最初から高配当株に手を出すのも良いでしょう。配当金が増えていくので、早く始めた方が効果的であるのは間違いないです。
最初のうちは、配当金も再投資しつつ、入金も積極的に行っていくことで、1,000万円を目指しましょう。高配当銘柄だけでなく、S&P500など、安定した高リターンが期待できる商品なども購入して、リスクを分散しておくと良いでしょう。
【参考】投資では投資金額が最も重要と言われるが、実はそうではない
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