ブログを自己実現のツールとして、ブログ更新を始める人が増えてきました。当ブログでも「人気ブログの作り方」で、ブログでセルフブランディングする考え方を紹介してきました。
周りと同じようにブログを更新しても、大多数の渦に巻き込まれてしまいます。当ブログも成功したわけではありませんが、それなりにアクセスとフォロアーさんがいます。現時点でブログについて思うことを書き留めてみました。
周囲の成長に乗っかる
毎日コツコツ更新していても、ブログのアクセスは思い通りに増えていかないと思います。当ブログも今では一日10,000万PVほどありますが、2006年から始めて2010年まで5年続けても、一日500PVぐらいしかアクセスがありませんでした。
2010年はFacebookが来始めた時期で、当ブログはFacebookやツイッターといったソーシャルメディアの成長にうまく乗っかれたので、ここまでPVを増やすことができたのです。
これから成長していくものをブログ記事の話題にして、一緒に成長していくと良いとよいでしょう。
一撃でキャズムを超えよ
インターネットでは、100人のファンを掴めは成功できると言われています。しかし、一年間かけてフォロアーを100人増やしても意味がありません。最初についてくれたフォロアーはもう居ないかもしれないからです。
一日で100人のフォロアーを増やすくらいでないと効果が薄いです。
エッジの効いたコンテンツを定期的に更新して、自信のある記事をNaverまとめでまとめたりして、ソーシャルメディアでの口コミ爆発を狙っていくと有効だと思います。
ソーシャルは応援し合える
ソーシャル以前は、ブログ集客の基本はSEOでした。他のブログにリンクをしてしまうと、リンクジュースが漏れてしまうため、他ブログを応援するには、コストがかかりました。
しかし、今はソーシャルメディアがあります。いいね!やリツイートすることにコストはかかりません。良い記事・情報を拡散することで、自分のブランドも上がるので、Win-Winなのです。ソーシャルは応援しあって、共に成長できる素晴らしい仕組みです。
ただし、影響力が小さい人同士で応援し合っても、意味が無いと思います。上のステージに上がるには、結局のところ上の人から引っ張り上げてもらうしか無いことは、リアルもネットも同じです。
影響力の大きい人を巻き込んで、チャンスをたぐり寄せていかないと、いつまでたってもラットレースのままでしょう。
ブログ運営論は食傷気味
当初、当ブログでは「人気ブログを作る方法」を考えるブログとして、更新を続けました。先に述べたように、ソーシャルが伸びている時期で、ブログとソーシャルの補完関係を話題の中心にしました。
ブログを運営しながらブログ運営論について書くという、いわば無から生み出す自己発電型でした。かなりきわどい方法だったのですが、当時はとにかくソーシャルが伸びていたので話題が尽きませんでした。
当ブログのでは、当時興味があったマーケティングやセールスの話題を、ブログ運営論に結びつけた記事を書いていたことが、差別化になりました。ブログ運営を語る記事を書いているブログも少なかったので多くの人に読んでもらえました。
最近は本当に多くのブログで語られていて、どこも同じようなことを書いているので、ちょっと食傷気味なところがあります。
ブログ→出版→セミナーは慎重に
最近、周囲でブログ運営から出版を目指す人が増えています。私も出版はしたいと思っているのですが、現在は本にするほどの語ることもなく、企画になるようなネタが現れるのを待っている状態です。
最近は多くの本が出版されているので、出版しても売れないことの方が多いでしょう。出版業界は競争が激しいのです。
しかも、本の出版は手間暇の割には収益が少ない。1,000円の本を1,000册売っても印税10%だとしたら10万円です。10,000册でも100万円。とても生活できません。
出版をすることでセミナー開催などの道が開けるかもしれません。しかし、それ以前に、本がある程度売れてくれなければ、名声は上がりません。出版しただけでは何も始まらない。
逆に中途半端に出版して失敗してしまうと、次のチャンスはありません。出版業界は手垢で汚されていない無垢の新人作家を求めているのです。出版は一発勝負なのです。
毎日ブログを更新して、ブログを成長させて収益化していく。そして、ソーシャルメディアで話題になった記事の中から、「これは絶対にイケる」と確信を持てるネタ・コンセプトを拾い上げて企画化していきたいです。
ブログ集客はブログ更新だけにあらず
ブログのアクセス数を増やして、ブログを成長させていく方法は、ただブログを更新するだけではありません。
例えば、アプリやサービスを開発・公開すれば、利用者は開発者のブログに興味を持ちます。アプリ・サービスに関するアップデート情報をブログで更新すれば、利用者はブログをフォローしてくれます。
定期的にイベントを開催して、開催通知をブログで通知すれば、リピーターの人はブログをフォローしてくれるでしょう。
つまり、全ての活動をブログへの集客へつなげていきたいのです。
そして、マネタイズはブログ上で広く浅く行います。アプリやサービスは無料でも、ブログで囲い込むことで間接的に収益化できるのです。「無料」の集客力で、利用者にも負担をかけずマネタイズすることができます。
おかげさまで、当ブログも2012.3月から収益化をさせてもらって、毎日更新に対する見返りを得られるようになりました。成功にはほど遠いですが、少なくとも、ブログ更新が私のビジネスの一つになったのは大きいです。
ブログを「ゆるいマネタイズ装置」として活動する方法が、新しいビジネスモデルになると考えています。