ブログとサイト、どっちが強い?

ネット情報発信はブログと情報サイトどちらが良いか?という議論は、昔から何度となくありました。そして、最近も議論が始まろうとしています。

ブログと情報サイトには、長所と短所があります。発信したい情報の種類や質によって、向き不向きがあります。ケースバイケースな部分が大きいです。どちらが強いかという議論はナンセンスです。

それでも、どっちが好きかと聞かれたら、私は「ブログ」の方が好きと答えます。その理由を説明します。

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ブログの最大の魅力は、承認欲求を満たしやすい

ブログは「攻め」が基本です。記事をポストし続けることで、多くの人に自分の存在を知ってもらえ、ファンが増えていきます。知名度が上がってくれば、趣味やビジネスの活動につながります。

人間とは社会的な生き物です。他人から認められることは、お金よりも尊いものです。いくら他人は関係ないと言っていても、「みんなから認めて欲しい」というのが本音です。

自分のポジションを変えていくには、時間がかかります。信用というのは、一朝一夕には得られません。時間をかけてブログにじっくり取り組めば、スピードは遅いけれど、信用を確実に蓄積していけます。

サイトの魅力は、お金を稼ぎやすい

情報サイトはある特定のテーマに絞って、サイト内で情報が完結するように作ります。ブログが週刊誌なら、情報サイトは書籍のようなイメージです。

テーマを絞る分SEOが効きやすいメリットがあります。検索エンジンからの流入が期待できます。読者の興味が絞れているため、テーマに沿った商品やサービスをアフィリエイトで紹介すれば、コンバージョンが高くなります。つまり、お金を稼ぎやすいのです。

しかし、狙っているキーワードを知られたくないため、ブログやアフィリエイトのイベントでアピールするのは収益額とPV数で、肝心の運営サイトは教えません。

スゴそうだけど、実際に何をしているのかわからないため、雲をつかむような会話になりがち。信用されにくいです。お金は稼げるかもしれませんが、尊敬されにくく、満たされないものがあります。

運営サイトを公開している人は、承認欲求を得やすいですが、更新頻度が少ないため、ブログほどではないように感じます。

情報サイトには呼び水が必要

お金が欲しいからと、情報サイトを作っても、いきなり集客はできません。なぜなら、外部からのリンクや集客がない限り、上位表示はできないからです。最初は人気のない山奥にお店をオープンするようなものです。

サイトを作ったら、外部からリンクをはって、お客さんを送客する必要があります。日々更新しているブログを持っていると、ブログ記事で新サイトの紹介ができます。ブログを呼び水にできるのです。

最近ミニサイト本を出版した和田さんは、規模の小さい情報サイト=ミニサイトを作るのが得意です。しかし、彼女はミニサイトだけでなく、人気ブログも運営しています。人気ブログは、ミニサイトを成功させる大きな要因の一つです。

情報サイトは真似されやすい

サイトは一度作り上げたら、定期的に情報を新しくしたり、新しい商品のページを作ったりしますが、基本的にほったらかしです。

検索上位にくると、当然目立ちます。ライバルサイトが何をするかというと、上位サイトのページの内容を真似した上で、さらにコンテンツを充実させたページを投入してきます。すると、検索順位が抜かれてしまうことがあるのです。長期間の上位表示は難しいのです。

そこでお勧めなのが、オリジナルで便利なツールを提供することです。ツールを使いたいお客さんがやってきます。お客さんが知り合いに口コミしてくれるでしょう。しかし、ツールすらも他に真似されることがあります。

専門ブログ最強説

ブログとサイトの良いとこ取りをしたのが、「専門ブログ」です。記事ジャンルを絞ったブログであれば、承認と収益の両方を狙えます。ファンもつきます。

クレジットカード読みものさんは、まさに最強の専門ブログです。SEOでも競争が激しいジャンルの一つである「クレジットカード」のキーワードで、上位表示を達成しています。

専門ブログで大きな成果を出すためには、多くの記事を書ける得意なジャンルを持っている必要があります。一晩同じネタで話せるくらいの知識量がないと、続かないでしょう。

Googleに委ねるよりも、自力で切り開く

ブログはガツガツ書いて、反応が見ながら軌道修正して、ベストを探していくのに対し、情報サイトは一度作ってしまったら、あとはGoogleの評価を待つ感じになります。

待つことだって、時には必要でしょうけど。長い時間待って、何も起きなければ、待ち時間は無駄になってしまいます。自分が頑張ることで帰れられることがあるのであれば、私は自力で道を切り開けるブログの方に魅力を感じます。

ブログとサイトで補完し合う

情報サイトの破壊力は魅力的です。作りきって上手く集客が回れば、ブログよりも効率の良いマネタイズが期待できます。私は13年前から情報サイト運営を始めて、本格的にブログを開始したのはここ5年くらいです。ブログと情報サイトを両方運営しています。

ブログと情報サイトの両方を持つことをお勧めします。ブログに、特定ジャンルの記事が増えてきたら、スピンアウトしてミニサイトを作れます。ブログで検索からの集客具合がつかめているので、ピンポイントで収益性の高い情報サイトを作れることがあります。

ブログとサイトで、お互いの長所と短所を補完しあうとベストです。

ミニサイトは高スキルが必要

今回、なぜこのような記事を書いたかというと、先ほど紹介した和田さんが書いた本「ほったらかしでも月10万円! ミニサイトをつくって儲ける法」が、ものすごい売れ行き(3日で増刷!)で、ネット上に「ミニサイトの方が良い」という意見が増えているからです。

ミニサイトは非常にパワフルな方法ですが、ミニサイトは決して簡単ではありません。実際に作ってみればわかりますが、作り切るには、高いスキルが必要です。ミニサイトを作り上げても、前述したように、呼び水がなければ、上手く集客ができません。

その代わり、その辺をサポートできれば、ミニサイトは強力なメディアとなります。ミニサイトを上手く回すには、ブログが必要なのです。なんとなく運営しているブログではなく、自力でしっかり集客できる人気ブログを持っておきたいです。

本日発売開始の拙書「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」は、人気ブロガーになるための本です。読者に刺さるライティングや、ソーシャルメディアを活用した集客方法に多くのページを割いています。マネタイズの章ではミニサイト作りについても言及しています。

ミニサイト本と共に、人気ブロガー本も一緒に読んでもらえると、ネットでの情報発信とマネタイズについて、一気通貫で学ぶことができます。

書店でみかけたら、両書とも手にとって頂けると嬉しいです。

人気ブロガー本を発売日前に予約していた方は、今日くらいから届くと思います。

人気ブロガー本特設ページでは、書評を紹介しています。書いてくれた方はぜひ@kankichiまでご紹介ください。

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