投資では投資金額が最も重要と言われるが、実はそうではない

投資で最も重要なファクターは、投資金額、つまり資産規模の大きさだと語られることが多いです。

確かに、株価が10%上昇したとき、投資金額が100万円ならば、利益は10万円ですが、投資金額が5,000万円ならば、利益は500万円となり、2-3年分の生活費に匹敵する額となります。

しかし、これはまさに「取らぬ狸の皮算用」です。本当に重要なのは…。

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投資額が大きくても含み益率が低いと、暴落に弱い

ズバリ「含み利益率」です。

投資金額が大きくても、含み利益率が低いと、ちょっとした暴落で元金割れしてしまいます。

一括で3,000万円を投資して、翌月にいきなり10%のマイナスで、300万円が溶けてしまったときに、あなたは正気でいられるでしょうか?

同じ3,000万円でも、元金が2,000万円で、+50%の1,000万円分の利益が乗っていれば、-20%暴落しても、マイナス600万円で、含み益内で収まるため耐えられます。

得てして、暴落の後の相場は、V字回復することが多く、絶好の買い場となることが多いです。資産をフルで投資してしまうと、こうしたチャンスを取りこぼすことになります。

長期投資で利益を積み上げる

とはいえ、+50%もの含み益をどうやって作るんだ!と言いたい方々もいるでしょう。

あるのです。過去のデータ的に、ほぼ確実に50%以上の含み益を得る方法が。

それは「長期投資」です。投資商品を購入したら、売却せずにずっと持ち続けるのです。

米国のトップ500社に分散投資できる「S&P500」の過去の平均リターンは10%です。この商品に投資すれば、5年で1.6倍、10年で2.59倍となります。

前述の例の+50%の含み益は、5年間で得ることができるのです。

1,000万円からは現金を厚めに

投資の基本は「余剰資金を長期間積み立てる」ことです。

あまり根を詰めて、多くの金額を毎月積み立ててしまうと、暴落時の含み損に耐えきれず、投資計画が破綻してしまいます。

投資開始当初は、金額が低いので、暴落しても損する金額が少ないので、多少無理しても良いでしょう。

1,000万円程度の資産規模になれば、入金しなくても資産が自動的に増えていきます。投資金額を絞って、現金を厚めにして、暴落時に拾えるようにしておく方が、安心です。

20年で1億を目指せる

1,000万円の投資資産は、全国民に目指して欲しい目標です。なぜなら、1,000万円分の投資資産を保有すれば、前述したように、10年で2.59倍、つまり、追加入金しなくても、10年後には2,590万円に増えます。

さらに10年経つと、6.7倍。6,700万円です。20年で7,000万円近くの資産に成長するのです。無理のない範囲で追加投資をすれば、1億円も見えてくるでしょう。

30歳で1,000万円の投資資産を作れば、20年後の50歳時には1億円の資産が手に入ります。サラリーマンだと、ちょうど出世の最終地点で、第二の人生を考え始めるタイミングです。セミリタイヤも視野に入ってきます。

長期投資しか勝たん

長期投資で、時間を味方につけることで、少ない投資金額でも多くの含み益を得ることができ、20年で1億円も視野に入ってきます。

多くの含み益は、数年に一度の大暴落時にも耐えられます。逆に慌てて大金を積み立てた投資資産は、暴落に弱いです。

まずは、新NISAで1,000万円分の資産を作ることを目指しましょう。あとは時間が解決してくれます。

今日のわかった

なるべく早く、1,000万円の投資資産を作ることが重要です。

次は、1,000万円に早く達成するための方法について述べたいと思います。

投資
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