第90回全国高校野球選手権大会(甲子園)が始まる。
今年も熱戦が期待できそうだ。
昨年の甲子園
木内監督
私は茨城県の常総学院の木内幸雄監督のファンだ。
2003年の夏に全国優勝した後勇退し、高校野球の現場からは離れていた。
しかし、昨年の秋から再び監督に復活し、この夏は見事に甲子園出場を決めた。あの茨城弁がまた聞ける。
KKコンビに力勝ち
私は実は茨城県育ち。我々茨城っ子にとって、木内監督率いる「取手二高」はヒーローだった。
1984年の第66回大会では、箕島、鹿児島商工、鎮西などの強豪を勝ち抜き、決勝戦は、桑田・清原のKKコンビを擁するPL学園に、激闘の末、延長10回の勝ち越しスリーランで、8-4で勝利した。あのときの興奮は、いまでも忘れられない。
ちなみにKKコンビは前年と翌年は優勝している。そんな輝かしい戦跡の中で、唯一PLに地をつけたのが、木内監督率いる取手二高だった。
youtubeに動画があった。興奮がよみがえる!
木内マジックなんて無い
「木内マジック」とは、セオリーとは一風違った采配の総称。
バントで確実に送りたい場面で強行したり、中途半端のカウントでピッチャーを交代させたり、代打をさせたりする。それらが、不思議と上手くハマることが多く、これまで多くの強敵から勝ち星を上げてきた。
私が思うに、これらの采配は「マジック」ではない。
木内監督は一球ごとに状況を観察・分析し、指示を送っている。高校野球は一発勝負。一球たりとも無駄にはできない。
普通の監督さんが、一球ごとに集中する場面は、チャンスやピンチのときだけだろう。そして、テンパって、慣れないスクイズなどを仕掛けたりする。
木内監督は、そんなテンパっている相手をせせら笑うかのごとく、いとも簡単にスクイズ外しサインを出す。
試合前日は、眠れなくなるほど試合のシミュレーションを行い、試合中は一球一球に集中し、的確な戦法を取る。
マジックではなく、的確な状況判断を元にした確実な指示なのだ。
どこかで読んだことがある。
「マジックとは、選手と監督の信頼の証」
本当にその通りだと思う。
応援に行きます!
今年の大会は、5年ぶりに甲子園に帰ってくる。大会3日目第一試合だ。私も応援に行くつもりだ。
木内監督は、御年77歳。健康だけは十分気をつけて、これからも頑張って欲しいです。
※先日、取手二高優勝チームのエース石田投手が、41歳の若さで他界されました。本当にすばらしい投手でした。ご冥福をお祈りいたします。
今日のわかった
- 高校野球は、一球一球が勝負!
- チャンスは準備された心のみ下り立つ(ルイ・パスツール)
- 元気をもらいに応援に行きます♪
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