我が家のNAS(ネットワークHDD)が故障してしまいました。
データは辛うじて復旧できたものの、今後同じ失敗を繰り返すわけにはいきません。
検討した結果、RAID1でミラーリング(2つのHDDに同じデータを保存)したNASに、さらに外付けHDDをUSB接続して、毎日差分バックアップをすることにしました。
RAID1では安全ではない
今回購入したバッファローのNAS Linkstationは、HDDが二台搭載されています。RAID1でミラーリングさせることが可能です。片方のHDDが壊れても、もう一方のHDDにデータが保存されているので安全です。
ところが、実際にはデータが復旧できないケースがあります。HDDが無事でも、HDDを制御するケースが壊れてしまうと、データが復旧できないことが多いそうです。
そこで今回は、NASにUSB接続で外付けハードディスクを接続して、付属の設定を利用して、毎日差分をバックアップを取るようにしてみました。
NASが故障しても、外付けHDDを外して、PCに直接つなげれば、データをすぐに利用することが可能です。
設定と注意
・RAID1設定
Linkstationは購入時はRAID0なので、RAID1に設定してフォーマットし直す必要があります。
※シンク処理がなかなか終わらないので注意してください。半日かかりました。
・外付けHDDのフォーマット
外付けHDDのフォーマットがNTFSだったので、FAT32にフォーマットし直しました。
LinkStationに接続する外付けHDDのフォーマット方法
・.DS_Storeファイルの削除
今回のデータはWindowsとMac両方からアクセスします。MacからNAS内のファイルを編集すると、.DS_Storeという名前のファイルがNASの各フォルダにできてしまいます。このファイルがあると、自動バックアップが上手く動作しないそうです。
MacForkCleanerというフリーソフトを使って、NASの中をすべてチェック。.DS_Storeファイルを全部削除しました。
そして、macのターミナル([アプリケーション]→[その他]→[ターミナル])で、
1 |
defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores true |
のコマンドを打ち込むことで、ネットワーク接続しているドライブに.DS_Storeファイルを作成しないように設定しました。
・バックアップ設定
バッファローのNASには自動バックアップ機能が付属しています。マニュアルの通りに、スケジュール等を設定すればOKです。
バックアップ用のHDDを取り替える
しかし、これだけでは不十分です。もし、地震や火事などが起きて、NASと外付けHDDが同時に壊れてしまうことも考えられるからです。
同時故障のリスクを回避するには、外付けHDDを定期的に取り替えて、離れた実家などに置いておきます。
そして、実家に行くたびに、外付けHDDを持って行って取り替えれば、バックアップはほぼ完璧になるはずです。
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クラウドサービスを利用する方法もあります。SugarSyncであれば、500GBで年間4万円で利用できます。データ容量が500GBで収まるのであれば、クラウドを利用するほうがスマートです。
とはいえ、クラウドサービス自体の信頼性も絶対とは言いきれません。自前のデータバックアップの仕組みを作っておくことは、リスクヘッジになると思います。
もっと良い方法があれば、ぜひ教えて下さい。
【今回購入した機器】
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