2016年10月に出版した、拙著「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」が、なんとなんと、十刷となりました。
前回が昨年の9月なので。5ヶ月で重版です。
出版した当初は、とにかく最初の重版をすることに必死でした。まさか、その後9回も重版して、十刷となるとは思ってもいませんでした。
お世話になった出版社、全国の書店、そして本を手にとってくれたすべての方に感謝します。
当記事では、本を売り込むために、出版当初に行っていたことをまとめてみました。出版に限らず、他の商品の販売にも役立つかもしれません。
良い本を書くことだけでなく、「どう売るか」を考えることも重要
本は執筆しただけでは売れません。執筆を始める前から、「どのように売るか?」も考え始めましょう。
基本的な考え方は「やれることはすべてやる」。
本が売れ残った後で「やっておけば良かった」と後悔しても、後の祭りです。
泥臭い地道な行動の積み重ねが、売上を作るのです。
ロケットスタートを目指す
出版日から2週間が勝負と言われています。
新刊本は必ず書店の本棚に並びます。しかも、平置きや面陳といった、表紙が見えやすいように置いてくれることが多いので、売上が伸びやすいです。一回きりのボーナスです。
しかし、売れ行きが悪いと、他の新刊とチェンジされてしまい、最終的には返本されてしまいます。
初速が遅いと、出版社の営業や、書店員さんも動きにくいです。
よって、一番売れやすい出版後2週間でロケットスタートをして、「この本は売れるな」という印象を、出版社や書店員さんといった関係者に植え付けるのです。
ロケットスタートする方法 – 予約キャンペーンを行う
Amazonの予約キャンペーンを行いましょう。事前に予約してくれた人に、プレゼントがおすすめです。
編集の途中でボツの原稿が出たならば、それをプレゼントすると良いでしょう。
私はボツ原稿と、出版日前日の心境をエッセイに書き下ろしたものを、プレゼントしました。
ロケットスタートする方法 – 献本
献本する人気ブロガーや、著名人をリストアップしておきましょう。そして、出版社と相談して、なるべく出版日の前に送りましょう。
出版日前に読めることは、読者にとってはプレミアです。出版日前にブログやSNSでレビューしてくれるケースが多いです。
Amazonなどネットショップの予約が増えると、次に述べる売上ランキングが上昇し、多く人の目に入りやすくなります。
ロケットスタートする方法 – ランキング上位に入る
上記の予約キャンペーンや献本など、とにかくあらゆる手段を駆使して、Amazonのランキングで上位を取りましょう。
一瞬でもかまいません。カテゴリーはニッチな小カテゴリーでかまいません。とにかく一位になることです。
一位になれば、ランキングの一番上の目立つところに表示されるため、買われやすくなります。
一位になれば、「●●カテゴリーで一位獲得!」と、ブログやSNSでアピールすることができます。
一番効果的なセールスコピーは「売れてます」と言われています。とにかく瞬間風速でも良いので、売れているという事実を作ってしまうのです。
ブログやSNSで告知する
ブログ記事やSNSへの書き込みがバズると、多くの人に本を紹介できます。
渾身のブログ記事や、SNS書き込みを事前に用意しておきましょう。執筆しながら、並行して考えておきましょう。
もちろん、出版する本に沿った内容の記事であることが理想ですが、多少ズレていても大丈夫です。出版後2週間は、ガンガン記事を投入していきましょう。
ランキング1位を獲得できたら、「ランキング1位獲得」という記事を、ブログやSNSに投下していきましょう。
とにかく最初は、誰もあなたの本を紹介してくれません。自分の本は自分で紹介するしかありません。
書店への挨拶
ネットだけでなく、リアル書店にも営業をしましょう。
一番効果的なのが、POPを用意しての大型書店めぐりです。
POPとは、書店の本棚に設置する、本を紹介するためのカードです。
アキレス腱断裂して歩けないので、書店用のPOPデータを用意しました #人気ブロガー本
デザインさえあれば、コンビニの印刷機で印画紙印刷すると、程よい硬さのあるカードを印刷できます。
書店員さんに話しかけるのは緊張しますが、POPがあれば、「POPを持ってきました。もしよければ使ってください」と話しかけやすいです。
訪問する書店は、大型書店が良いです。大きい書店なら、入荷本数が多く、平置きや面陳してくれている可能性が高いので、POPも設置してもらいやすいです。
3冊くらいが本棚に刺さっていれば、平置きにしてくれるかもしれません。
私は20店以上訪問させて頂きましたが、嫌な顔をされた記憶は一度もありません。
ただし、土日や夕方などの忙しい時間帯は避けたほうが良いと思います。平日の昼間に伺ったほうが話しやすいです。
書評をまとめた、ページを作る
しばらく経つと、書評を書いてくれるブログが現れます。見つけたら、必ずSNSで紹介しましょう。
そして、書評記事をまとめた特設ページを作って、紹介するのも有効です。
著者本人に紹介してもらうのは、記事の書き手にとってすごく嬉しいことです。
また、著者のブログからリンクを張ってもらえることも、大きなモチベーションになります。被リンクは、どのブログもSEO的に喉から手が出るほど欲しいので。
多くの書評が集まると、「多くの人に読んでもらえている」ことをアピールできて、本の信用にも繋がります。
新しい本を書いてみたい
出版してから、この秋で5年になります。
そろそろ新しい本を書いてみたいです。もし、オファーがありましたら、ぜひお願いします。
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