ブログ成長論には色々な意見があります。
- ソーシャルを駆使する
- ただ粛々と続ければよい
- 記事タイトルにはキーワードをいれる
- 一目見て先を読みたくなるようなタイトルをつける
…などなど。これらはすべて正解です。
実は、ブログの成長レベルに応じて、有効な施策は変わってくるのです。成長期と成熟期ではまったく逆の施策が有効だったりします。
知名度の低いデビューしたての芸人と、ある程度の知名度がついてきた中堅の芸人ではやるべき事は違うはずです。例えば前者は一点突破であり、後者は水平展開でしょう。
まずは、死にものぐるいでとにかく目立って、テレビに出演しないことには、次のステージはありません。ブログも同じです。
読者は一気に増やせ
読者の少ない状態では、いくら良い記事をポストしても、誰も読んでくれません。とはいえ、ある程度の量の良記事がストックされていないと、ブログの信用力がつきません。出し惜しみなく記事をポストしていきましょう。どうしても伝えたいことがあるのであれば、後日読者が増えてから、リライトして再ポストしても良いのです。
記事を単に書き続けていても、読者は増えていきません。ベテランのブロガーは「粛々と毎日ポストし続ければよい」ようなことを言いますが、それは既に多くの読者がいるから有効なのです。検索エンジンからの流入で、少しずつPVは増えていくかもしれませんが、外部からリンクを貰えないと、検索エンジンのランキングは上がりません。
地道な努力は必要ですが、それにプラスして、一気に読者を増やすチャンスを掴みましょう。ネット上に100人のファンがいれば成功できると言われています。
ファンが口コミで広げてくれるからです。ブログより更新が楽なツイッターでフォロアーを増やしたり、NAVERまとめにまとめ記事をポストしてブレイクさせて、自ブログへのリンクを設置して誘導したりして、読者を短時間で一気に増やすのです。
収益化は十分PV数が増えてから
ブログを更新するモチベーションの一つに「広告収入」があります。記事下に広告を設置しておけば、チョコチョコお金が入っています。しかし、一日数百円レベルでブログの一等地に広告を設置するのはもったいないです。
広告が目立つ記事はバズりづらいと感じてます。他人が儲かる手助けをすることを避ける人は多いと思うからです。ブログで紹介されていた本を買うのにアフィリンクを踏まずに、アマゾンへ移動してわざわざ書籍名を検索して購入するようなマインドを持っている人は少なくないです。広告の存在はブログの成長を妨げるのです。
読者に、ツイッターやフェイスブックページでフォローしてもらうことを第一優先に考えましょう。記事下やサイドバー上部などの一等地に、ツイッターのカウンターや、フェイスブックページのLikeboxなどを設置して、フォローしてもらいやすくすると良いでしょう。
フォロアーが増えると、ポストした記事をリツイートやシェアしてくれるようになり、新しい読者を連れて来てくれます。ネットでもリアルでも一番信用できるのは、知り合いからの紹介です。
記事タイトルはイメージ重視で
SEOを狙って、記事タイトルにキーワードを入れたい気持ちはよくわかります。しかし、ブログを早く成長させたいのであれば、検索エンジンからの流入を狙うよりも、ソーシャルメディア上で話題になる記事をポストした方が良いでしょう。
例えば、当ブログで昔ポストした「超小型アンテナ&ワイヤレスレーザーマウス Logicool VX-N」という記事。このタイトルだと、ワイヤレスレーザーマウスに興味のある人しか読んでくれないでしょう。
代わりに、
「パソコンケーブルがグチャグチャになっているあなたへの朗報」
というタイトルならどうでしょう?より多くのひとの興味をひくと思います。対象物の名前ではなく、対象物を手に入れた先に待っている快適な生活をイメージできるタイトルをつけた方が、話題になりやすいのです。
結局、SEOは被リンクで決まります。外部からリンクを貰えないブログは、いくらキーワードに最適化した記事を書いても、上位に表示されません。仮に表示されたとしても不安定です。まずは、リンクを貰えるブログを目指しましょう。
ソーシャルでは記事タイトルが重要です。人々は文章の内容を読む前にタイトルで内容を判断しているからです。内容とまったく異なる釣りタイトルは御法度ですが、記事の内容を最大限に伝えるタイトルを考えることは大切です。ある意味、本文よりもタイトル付けの方が大切と言ってもよいでしょう。読んでもらえないことには、せっかく書いた文章も、存在しないのと同じなのですから。
PV数の伸びが鈍くなって来たら
月に20-30万PV以上になって、PV数の伸びが鈍くなってきたら、別の戦略が必要になってきます。
記事タイトルにキーワードを入れていきましょう。すでに読者は付いているので、タイトルで頑張らなくても、ソーシャルで拡散してリンクが付く様になります。SEOが効いて、検索エンジンからの流入が確実に増えていきます。
検索エンジン経由で一記事あたり2-3人でも、100記事あれば200-300人。一人当たり2ページ回遊してくれれば、400-600PV増えます。SEOが効きやすいレベルにブログを成長させることができれば、その後は記事をポストした分だけ、検索エンジンからの流入が増えていくのです。
ネガはてブやネガツイートも増えてくるでしょう。そこで、アドセンスやアフィリエイトといった広告を導入しましょう。
広告収入はPV数に比例します。ネガティブなものでも拡散してPV数が増えれば、収益は増加します。ネガティブなコメントを貰っても、その分収益が増えれば精神衛生的にプラスになります。ネガコメ主も不用意なネガコメをしにくくなります。上述のように、人は他人の収益化を助ける行為はしたくないものなのです。
ブログ以外の活動へ
月数十万PVのアクセスがあれば、それなりにネット上で知られる様になります。ブロガーイベントや勉強会に参加してみましょう。自分は誰も知らないけど、相手は自分を知っている状態なので、コミュニケーションしやすいでしょう。
実際に会うということはすごい大切です。リアルに会って話をすることで、ネットだけの交流よりも親密になれます。
チャンスがあれば、イベントでの講演やパネラー、雑誌や新聞のインタビュー、書籍の執筆などは積極的に受けて行きましょう。第三者を介した活動の実績は、信用の源になります。
さらに先へ
ブログのPV数を増やしたいのであれば、更新頻度を増やすことが有効でしょう。これまで毎日一記事更新であれば、毎日二記事更新すれば、より多くのPVを得られるようになるでしょう。
しかし、更新頻度を増やして、各記事のクオリティが下がってしまっては本末転倒です。クオリティを維持しつつ、更新回数を増やせるネタが確保できれば、チャレンジしてみましょう。
結局ブログはブログ。記事を更新し続けることでしか、ブログは成長できません。ネット上になるべく多くの自分の爪あとを残す貪欲さが、長い年月の後に大きな差になってくると思います