3/4の駿府マラソンまで、あと2週間を切りました。先週末にハーフの試走を行い、1時間46分台でまあまあかなと思っていました。ふと、とある走り方を知って、実践してみたところ、先日の試走では1時間36分台で走ってくることができました。10分弱もタイムを短縮しました。
さらに、長年悩んでいた15km付近で発生していたふくらはぎの攣りも出なくなりました。走るフォームを変えるだけで、脚力を効果的に使えるようになったのです。
私が取り入れた走法とは…。
フォアフット走法
ずばり、「フォアフット」と呼ばれる走法です。これまで私は走るときの着地は踵(かかと)でした。フォアフットでは、着地を踵ではなく、拇指球と小指を結んだ線で着地します。
かかと着地の場合、ブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるような感じがあったのですが、フォアフットだと、スルスルと足が前に出て行くので、スピードアップできます。トラック競技の選手が履いている靴は前側にスパイクが打ってあることを考えると、スピードを出すには、フォアフットの方が有利なのは明らかです。
色々調べたところ、フォアフットは、膝への負担が小さくなる一方で、ふくらはぎへの負荷が大きくなるため、誰にでも向いているというわけではないそうです。そこで、無理のない範囲で、少しずつ負荷をかけて様子を見ながらチャレンジしてみることにしました。
最初は5kmから初めて、少しずつ距離を伸ばしながら試してきました。5kmは22分台でした。10kmは44分台でベストタイムを更新。そして、ハーフは1時間36分台と、これまたベストタイムを大幅に短縮。一週間前のハーフ試走では1時間46分台だったので、一週間で10分弱のタイム短縮となりました。
これまでは、15kmくらいからふくらはぎが攣ってきてしまい、深刻に悩んでいました。今回のフォアフット走法ではまったくありませんでした。着地の仕方でこれほど変わるとは…。本当にビックリです。
意識するだけでも変わる
私の場合、フォアフットといっても、フォアフットを「意識」しているだけで、実際には足の中間、土踏まずの辺りでペタンと着地しているようです。ふくらはぎへの負担の蓄積を抑えつつ、スピードを上げていくにはちょうど良いのかもしれません。
人間は裸足で走ると、自然とフォアフット走法になるそうです。砂浜を走ると確かに、指で踏みしめるように走るようになりますよね。フォアフット走法は、本来の人間の走り方なのです。
フルマラソンの距離を、フォアフットで走り抜けられるかどうかは、走ってみないと分かりません。ハーフまでの状況からすると、かかと着地の時よりは良い結果がでると期待しています。
※記事中にも書いたように、「フォアフット走法」はふくらはぎに大きな負荷がかかります。体系やフォームは人それぞれなので、誰にでも有効というわけではありません。実際に走って試してもらって、自分の体に合うかどうか判断してください。