Meiji Shrine 6 / japanese_craft_construction
週末はセンター試験ですね。受験生たちは、追い込みをかけて必死に勉強していると思います。悔いの残らないように、最後までしっかり勉強してほしいと思います。
受験勉強をしていると、「なんでこんなことを覚えなければならないの?」「社会に出てから必要なの?」という悪魔の疑問が、脳裏をよぎりますよね。
心配ありません。受験勉強で覚えたことは、すべて役に立ちます。スポンジが水を吸い込むように、やわらかい脳をフル回転して、安心してどんどん覚えてください。
「受験勉強」をガイドに、効率のよい勉強
受験勉強は、無駄な行為のように思えますが、実は大量の知識を効率よく学べる方法なのです。
- 志望校を決める
- 過去問題をやってみる
- 傾向を理解する
- 試験に出るところを重点的に勉強する
受験勉強の一連の流れは、もはや一般化していると思います。
特に高校生が学ぶ内容はメチャクチャ多いです。教科書の1ページ目から真面目に勉強していければ理想ですが、いくら時間があっても足りません。
志望校の出題の傾向に沿って学習計画を立てることで、教科書を順番に勉強するよりも、ポイントを抑えて効率よく学ぶことができるのです。
自分で学習計画をたて、まず得意な科目を勉強して、その勢いで苦手な科目に手をつけたりと、勉強しやすいカリキュラムを自発的に立てることは、「期日までに成果を出すために計画的に行動する」という、社会人としての基本スキルを養うことにもつながります。
天井から釣りフック / yto
暗記した情報は、興味のフックになる(人生ずっと)
一番頭が柔らかい時期に受験を通して覚えた知識は、忘れにくいことは、社会人なら誰でも実感します。読んだり、テレビを見ているときに、見聞きするキーワードに「あ、勉強したことがある」と反応することは、よくあることです。
反応さえしてしまえば、「あれは何のことだっけ?」と、人に聞いたり、ネットで調べたりして、その都度勉強していけるのです。受験時にはただ丸暗記しただけたったことが、社会人になってから「ああ、あれはこういうことだったんだ。昔は理解できなかった」と、若き自分に嘆くことが、これまで何度あったことか……。
脳の引き出しの数は、成人になるまでに詰め込んだ情報量によって、大きな差が出てくると私は考えています(もちろん成人になってからでも引き出しは増やせるとは思いますが、効率は悪いと思います)。まったく聞いたこともないキーワードには、反応しようがありません。意味は覚えていなくても、ちょっとでも記憶があれば、それが興味へのフックとなってくれるのです。
そもそも、勉強して色々な知識を理解することは、人間の本能的に楽しいことのはずです。勉強が苦痛でないのであれば、心配せずに思い切りやってください。
大量に暗記した情報は、これから長い人生の、知的人生の大きな礎となってくれると断言します。
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