やみくもに練習しても、上達できません。上達にはセオリーがあります。
上達の技術 一直線にうまくなるための極意 (サイエンス・アイ新書)
科学的に証明された「正しい努力」の仕方を知っておくことは、練習より大切です。
好プレーを再現する
ゴルフなどでは、練習でいくら良いショットを打てても、試合で再現性しなければスコアは伸びません。
良いスイングを探求すると共に、スイングを常に再現する技術も身に付ければならないのです。
良いフォームかどうかは、自分では確認できません。第三者の意見を聞いたり、ビデオで自分のプレーを録画して、客観的に自分の姿を把握すること、最適なフォームを効率よく見つけられるでしょう。
相手に勝つよりも、負けないプレーをする
対人のスポーツの場合、相手に勝つという意識が強すぎると、無理をしたり、下手な冒険をしてしまい、実力を十分発揮できないことが多いです。
練習で出来ないことを、本番の試合でできるわけがありません。「負けないプレー」を意識することで、練習で培った自分の実力をフルに活用することができるのです。
上達曲線を知っておく
練習量と能力の向上は一次直線の比例関係ではありません。いくら練習しても上達しない「踊り場」が存在します。
上達はしていなくても、次へのレベルアップのための筋力が鍛えられ、動きの精度が高まっていたりと、内なるポテンシャルは向上しています。
そしてある日、気づきによって、それらがパズルのように組み合わさって、一気に上達するのです。
練習しても上手くならないからといって、簡単に諦めないようにしましょう。
結果目標ではなく、行動目標
「全国大会で優勝する」など、相手が関係する目標は、実現するのが難しいです。
マラソンであれば、「自己ベストタイムで走る」「20kmまでは4”20/kmで走る」など、自分で制御できる目標の方が、モチベーションを保てます。
相手が居る競技では、相手を気にしすぎると、無理をして自滅してしまいます。
自分がやりきれる目標を立てて、しっかりクリアし続けることが、能力向上の喜びとなって、次へのモチベーションとなるのです。
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本書では、上達の技術についてわかりやすくまとめられています。ぜひ一度手にとってみることをおすすめします。
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