さいたま国際マラソン2017 サブスリー目指し玉砕するも、秋レース最速タイム

さいたま国際マラソン2017に出場しました。

関東のレースなので、フラットなレースかなと思ってエントリーしたら、実はアップダウンが多いドSなコース。

30kmくらいまでサブスリーペースで粘ることを目標にレースに臨みました。

25kmくらいまではサブスリーペースで行けたのですが、その後右足裏を痛めてしまって失速。なんとか持ち直してゴール。

タイムは3時間15分19秒(ネット)。2週間前のしまだ大井川より3分縮めて、シーズンベスト更新。秋のレースでのベストタイムでしたが、ほろ苦いレースとなりました。

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スタート前

スタートは9:40。大宮駅近くのホテルを7:50に出発し、電車で5分くらい。8:10には、さいたま新都心駅に到着。

外は気温が10℃くらいで風が強く寒かったですが、会場のさいたまスーパーアリーナの中は暖かかったです。荷物を預けて走る格好になっても、寒さは感じません。

9:00から整列開始で外へ。ビル風が強くて、かなり寒かったです。Aゾーンはコース脇のけやき広場のトイレが使えたので、スタートギリギリでもトイレに行けました。

9:40にスタート!スタートロスは13秒。絶好のスタートを切れました。

ハーフまでは理想的な走り

スタート直後、圧倒的に遅いランナーがちらほら。あまりに遅すぎるランナーが前にいるのはどうかなと思いました。

それでもスタートロス13秒なので、周りは速い。1kmの通過タイムは4’03とちょっと速すぎました。その後周りのランナーと同調するようになって、4’05/km前後で落ち着きました。

スタート1kmくらいの様子? 1’29に私が手前を走っています。

5kmまでは追い風だったので、スピードが出たんですよね。今思えば、追い風のときはスピードを上げるのではなく、楽して走ることも必要ですね。

アップダウンはあるにはありましたが、問題ないレベル。国道463号線に入ると横風。走りにくくはなかったですが、橋の上だけ向かい風を感じました。

15km過ぎからフラットなコース。埼玉スタジアムを目指して北上。ここが強烈な向かい風。後ろからサブスリー集団が来たので入れてもらいました。

ところが、集団だと給水がストレスに。結局距離を置いて追走。第1折り返しからは追い風で、スムーズに走れました。

再び国道463号線に戻り、追い風。中間点は1時間27分57秒。良いペース。

しかし、疲れを感じ始めました。おいおい。これでは前と変わらんぞ。

足裏の痛みで失速

体幹を意識したフォームで粘れないかなと模索。しかしどうも体調がおかしい。脚が重い。こりゃマズいなーと思っていたら、25kmくらいでいきなり右足裏の外側に強い痛みが出ました。

この部分は、以前にも何度か痛みが出てます。ウルトラマラソンでもありました。要するに、走りすぎの時に出る痛みです。

私は、足裏の外側から着地するので、大きな負担がかかるようです。さらに、アキレス腱断裂の後遺症で、左足をかばうフォームになっていて、馬でいう「右手前」の走りで右足に負担がかかる走りになっていることが原因かなと考えています。

今回の痛みは強烈で、27kmくらいでは痛みに堪えきれず、とうとう歩いてしまいました。

まだ15km近くあります。ゴールまでたどり着けるのだろうか? こりゃマズいなと感じました。

初めてリタイアへの思いがよぎる

2週間後には、本命のつくばマラソンが控えています。今ここでリタイアすれば、ダメージは限定的です。つくばを良いコンディションで走れる可能性は高くなります。

「ここで無理してもしょうがないぞ。リタイアしてしまえ」という心の中の天使が呼びかけます。

しかし、もう一方で、もう一人の天使もこう呼びかけます。

「さいたま国際マラソンの制限時間は6時間だそ。歩いてでも完走できる」

そんな葛藤をしながら歩いていると、右足裏の痛みがちょっとだけ和らいできました。

沿道の方々は、見知らぬランナーに「頑張って!」と必死に応援してくれています。

ボランティアの方々も「大丈夫ですか!?」と心配してくれます。

静岡からはるばる埼玉までやってきて、俺はなぜ弱気になっているんだ?と自分に腹が立ってきました。自分は走るためにさいたまにやってきたのだ。途中でリタイアしたり、歩いてゴールするために出場したのではない!

とにかく、今できるベストを尽くそうと自分の中で決めました。

再起動

まずは、右足裏の痛みをなんとかしないといけません。前述したように、どうも右足メインの走りになっているようです。

重心を左側にして、左足に負担がかかるようなフォームを意識して、ゆっくり走ってみました。右足裏は痛いけど、なんとか走れそう。

歩いた時間は1分くらいでしょうか? ヨチヨチではありますが、再び走り出しました。

なんとかなりそう?と思った瞬間、右足のハムストリングがいきなり攣ってしまい、歩きました。やばいやばい。右足へのダメージはかなり大きいようです。

なんとかなだめて、走り出すことができました。ヨシヨシ。大人しくしてろよー。

後半は2.5kmおきに給水所があります。給水は歩いてしっかり飲んで、それ以外はゆっくりですが走りました。

GPS時計を見ると、ラップは5分後半。こんな状態でもサブ4くらいのペースで走れてるのは意外でした。ウルトラでサブ10している経験が、活きているのかもしれません。

後半スピードアップ

35kmくらいから、ようやく走りが落ち着いてきました。しかし、アップダウンが激しくペースは上がりません。このまま走り続ければ、サブ3.5はできそう。キロ6分で走り続ければ、3時間20分くらいかなと。

だけど、せっかくなら前走のしまだ大井川の3時間18分より早くゴールして、シーズンベストを更新したいという思いが出てきました。レース自体は失敗でしたが、そんな中で希望の光が。どんな状況でも、目標は見つかるものです。

40km付近で、本格的に走りが復活してきました。もっと早く復活してくれー!しかし、まだレースは終わっていません。残り2kmでも頑張れば1分は違います。スピードを上げました。

後半のタレた時のために、カフェイン入りショッツと、ロキソニンを持っていましたが、つくばマラソンを考慮して、飲みませんでした。コムレケアは25km過ぎに飲みました。

残り1kmからは、ペースは4分台に。最後の1kmはすごく長く感じましたが、しっかり走れました。

色々ありましたら、なんとかゴール!

3時間18分は切れたかな?と思って時計を見ると、なんと3時間15分18秒。シーズンベストを3分以上更新していました。

13時前にゴールした後は、さいたまスーパーアリーナで着替えをして、帰宅。16時前には静岡駅に到着。東海道新幹線はこだまだったので、静岡までの一時間半、ゆっくり美味しいビールを飲みました。

ケガ後&秋レース最速

完全に失敗したレースでしたが、アキレス腱断裂からの復帰以降の最速タイムでもあり、秋レースの最速タイムでもありました。タイムで見れば、走力は確実に上がっていることになります。

右足裏を痛めてしまいましたが、後悔はしていません。突っ込まないと見えてこないことはあります。私の目標はサブスリーであり、サブスリーを目指すことが一番のトレーニングになると考えています。

2週間後のつくばマラソンに万全の状態で出場できるかどうかは微妙ですが、まずは右足をしっかり休めつつ、今回問題になった左右の足のバランスを整えるようなトレーニングをして、準備をしていきます。

最後になりましたが、さいたま国際マラソンの運営スタッフ、ボランティアのみなさん、沿道の応援、そして、共にゴールを目指したすべてのランナーに感謝します。

ラップ

0-5km 4’03-11-08-05-06 20’41 4’08/km
5-10km4’01-08-06-10-09 20’43 4’09/km
10-15km 4’17-11-09-14-11 20’58 4’11/km
15-20km4’10-10-08-06-14 20’58 4’11/km
20-25km 4’11-05-12-16-24 21’19 4’16/km
25-30km 4’32-28-55-39-5’12 23’52 4’46/km
30-35km 5’06-47-26-6’01-5’47 28’16 5’39/km
35-40km 5’37-32-38-41-32 27’58 5’36/km
35-40km5’05-4’44 10’33 4’48/km

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