ブログには「レビューブログ」というジャンルがあります。自分が買った商品や、サービスを紹介する記事がメインのブログです。
初めてブログを開始する方、ブログを既に始めているけど、なかなか上手く回らない方は、レビューブログから始めることをお勧めします。
なぜなら、レビューブログ = ブログといっても良いと思うからです。
記事はすべてレビューに帰結する
ブログの本質は、興味を持ったことを、自分なりのフィルターを通して、読む人に伝えることです。
まずは、身の回りにあるお気に入りの商品を、自分の言葉で徹底的に紹介してみましょう。対象は商品でなくても構いません。本をレビューすれば書評記事になります。グルメを紹介すればグルメ記事。旅行をレビューすれば紀行文になります。
つまり、ブログ記事のほとんどが「レビュー記事」なのです。
情報だけの記事は面白くない
まず、自分の得意なレビュー分野を作りましょう。私の場合は読書が趣味だったので、本をレビューすることから始めました。そんな中で気がついたのは、レビューは、単に内容を紹介するだけではダメだということです。
本のあらすじは背表紙に載ってます。商品の形や色、機能といった単なる情報は、メーカーのHPを見ればより詳しく調べることができます。単なる情報がメインになってしまっている記事は、面白くありません。
紹介する対象物を通じて、自分を語ること。自分の経験や感情を語っていかないと、読む価値のあるオリジナルなコンテンツにならないのです。
補助線を意識する
記事を書く際は「補助線」を意識すると良いでしょう。補助線とは、自分の得意なジャンル、語れるネタと言いましょうか。例えば、サッカーが好きなのであれば、サッカーの組織的ディフェンスの話と結びつけつつ、ビジネス書を紹介するような感じです。
写真が得意であれば、写真撮影の観点からグルメを語っても良いでしょう。「写真も料理も引き算です」みたいに、得意な写真に関する知識やこれまでの経験を語りながら、グルメを紹介するのです。
異なる二つの分野を結びつける行為は、アイデア創出のプロセスと似ているため、面白いコンテンツが生まれやすいです。
レビューとは「自分をレビューする」こと
グルメ記事であれば、単純に「美味しい」と書いてしまうと、本当の美味しさが伝わりません。商品であれば、「便利」と簡単に書いてはいけません。書籍であれば、面白いと書いてはいけません。単純に書いてしまうと、陳腐な表現になってしまいます。
周囲の状況や背景、自分の考えや感情、経験を詳細に書くことを通じて、対象の素晴らしさを暗に伝えていきます。
つまり、エッセイを書くような感じです。対象物のレビューを通じて自分を語るのです。つまり、何かをレビューすることは「自分をレビューする」ことなのです。