Eternal clock / Robbert van der Steeg
ブログのアクセス数と、記事をポストする時間帯は関係があると思っています。ネット利用者が一番多い時間帯を狙っていけば、人の目にとまる確率が高まって、アクセス数もアップするはずです。
では、どの時間帯が一番効率が良いのでしょうか?
利用者数の多い時間帯は?
RSSやツイッターのタイムラインは、刻々と更新されていくため、ポストするタイミングによって、反応が違います。極論を言えば、朝の4時にポストしても、ネットを利用している人が少ないので、アクセスはありません。
「インターネット白書2009」のデータによれば、人々がインターネット最も利用する時間帯は、夜の22時がピークであることが示されています。
ツイッターの利用者の傾向(アメリカ)も夜の22時にピークが来ています。ただし、午前中の11時にもピークがあって、9時から23時まで連続的に利用率が高いことが特徴です。
よって、夜の22時にポストするのが一番効率的ということになります……。と、話は単純ではないのです。22時にポストしても、その後は深夜となりどんどんネット利用者数が減っていくため、リツイートやブクマによるバイラル拡散が限定的になってしまいます。
定量的な記録をしていないため、ここからは定性的な話をさせていただくと、私の考えるポイントは二つです。
- ブログのアクセス数ピークの前に、リツイート&ブクマを盛り上げておく
- ブクマ・リツイートは昼の時間帯の方がされやすい
順に説明していきましょう。
Pikes Peak Course / byDavvi
アクセスピークを把握する
当ブログへのアクセス数は、平均すると昼の12時-13時と、22-23時にピークが来ます。これらのピークが来る前に、ブログ記事がある程度リツイート・ブクマされていると、ピーク時間帯にアクセスした人が「この記事は面白そうだ」と思ってくれて、一気にバイラルしやすいようです。
ラーメン屋が二件並んでいて、片方が多くのお客さんで賑わっていて、もう片方は閑散としていたら、混んでいる方のラーメン屋に入ってしまう人間の心理と同じです。人が人を呼ぶ、行列が行列を作るこの現象は、「バンドワゴン効果」と呼ばれ、心理学で証明されています。
i’m tweeting this / karola riegler photography
ブクマ・リツイートの理由
これは経験上、朝の10時~11時ごろに公開するのが「まとめ的なエントリー」が得意とする時間だからです。
つまり、仕事中を狙い撃ちし『あとで読む』をもらうのです。via: ホームページを作る人のネタ帳
特に平日の昼間は、普通の人は働いていたり、家事に追われたりして忙しいことが多いです。ネットを利用していても、一つの記事をじっくり読むようなことはしていなくて、気になる記事は「あとで読む」ことにしてブクマやリツイートで保存しておくという、一定の需要があります。
それに対して、夜の時間帯は比較的時間に余裕があってその場で読めてしまうため、ブクマ・リツイート需要は低いといえます。
Commuter Train or Subway??? / Diego_3336
アクセス層に合わせてカスタマイズ
ビジネスマン向けのブログであれば、午前中が良いと思います。昼休みにピークが来ますので。
主婦さん向けのブログであれば、忙しくなるちょっと前、例えば14時-16時くらいには子供たちが帰ってきてしまうため、昼くらいからポストすることで、「夜に読む」的な需要を利用するのも手です。
学生さん向けであれば、昼間は授業や交流で忙しいのでしょうから、朝夕の通学時間帯を狙ってポストするのもアリでしょう。
ご自分のブログの読者層を把握して、読者さんが毎日どんな生活をしているのかを想像しながら、ポストするタイミングを調整していく。PDCA(Plan Do Check Action)サイクルを回していくと良いかと思います。
【追記】
とはいっても、最初はまったくリツイートもブクマもされないので、一番利用者が多い時間帯にポストするのが良いかもしれません。私も当初は夜21時にポストしていて、ある程度読者さんが増えてから午前中へシフトしました。