お茶碗のご飯一杯と、500mlロング缶のビール。どちらがカロリーが高いかご存知でしょうか?
炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)
日本食はヘルシーだと言われています。ところが、白米はものすごくカロリーが高いのです。お寿司はものすごい量のカロリーを摂取することになります。
毎日食べる白米の量を半分にするだけで、理想のプロポーションを得ることができるでしょう。
白米は圧倒的にカロリーが高い食べ物であることを知る
3年前に、平日禁酒を試みたところ、ダイエットどころか、逆に太ってしまったことがあります。原因は白米の食べ過ぎでした。飲まない分、ご飯をたくさん食べてしまったのです。
私が利用していたお茶碗に普通にご飯を盛ると、一杯で350kcalあることがわかりました。夕食にご飯を2杯3杯とおかわりしていましたので、ご飯だけで1000kcalくらい摂取していたことになります。ビール500ml缶で215kcalですので、お酒を飲んでいたほうが、低カロリーだったのです。
逆に考えて、白米を食べなければ痩せれることがわかりました。お茶碗のサイズを小さくして、ご飯を食べる量を少なくした結果、2週間で2kg体重が減って効果を確信しました。現在はピーク時より約10kg体重が減っています。
本書で紹介されている糖質制限ダイエットは、確実に効果があります。
まったく炭水化物を取らないのはどうか?
白米やパンなどの炭水化物を食べなくても、身体に必要な糖分は、人はタンパク質から作り出せるとのことです。しかし、ダイエットをすると、筋肉も落ちてしまい、基礎代謝が低下して逆効果だという意見もあります。
まったく糖質をとらないのもどうかなと思います。まずは炭水化物の量に意識してみる。減らしてみる。ダイエットを目指すなら、軽い運動を合わせてみる。
何かの方法でダイエットできたとしても、体重を維持するには、その後も一生同じことを続けないと、体重は戻ってしまいます。ダイエットはずっと続けられる方法で行わないと意味がありません。
たまには甘いものも食べたくなるでしょう。もしお菓子を食べてしまったら、夕食は白米を減らしたり、運動をしたりして、トータルで無理なく糖質を減らしていけば良いと思います。
誰にも知られたくなかった秘密のダイエット法
しかし私としては、自分が痩せればそれでいいのであって、自分以外の同年代のオヤジたちには痩せて欲しくないのである。
私以外の中年オヤジはずっとデブ体型のままでいて欲しいのである。
すっきりと痩せてしまった私の引き立て役として、彼らにはメタボ体型を保っていて欲しいのだ。
同感です。
お金の節約はにんじん一本5円安く買っても効果は小さく、車や家といった大きな買い物の際に一気に値引きしたほうが節約額が大きいです。同じように、ダイエットも摂取カロリーが大きいところから攻めると効果的です。
いつもラーメンやご飯を大盛りを注文していたのを、普通盛りにするだけで確実にダイエットができるのです。騙されたと思って、ぜひやってみてください。
▼▼▼▼
本書では、糖質制限のダイエット効果の説明から始まり、糖尿病治療への疑問、後半は糖質から見た農耕の起源と文明の発達の関係まで、大胆な仮説が繰り広げられていきます。読み物としても面白いです。
コメント
何を食べても食べなくても、とりあえず地道に運動や筋トレなどをしないとリバウンドを繰り返すだけですしますます痩せにくい体になるだけですし加齢と共にそれは顕著になっていくので「まずは運動、次に運動、最後に運動」くらいの心構えで無理のない範囲で運動を継続して行う事が最優先だと思います。
常識的な量の食事をしながらでもきちんと運動をすれば普通に痩せますし、太りにくい体も作っていく事が出来ますしね。