ブログのアクセスアップ方法については、色々なブログで議論されています。
最近はGoogleの性能アップとソーシャルメディアの台頭により、ネットとリアルの価値観がさらに重なってきています。ブログのアクセスアップ方法については、これまで「何をすべきか」が議論の中心でしたが、今後はブログが「どうあるべきか」から議論すべきだと感じています。
「ソーシャルボタンを設置する」のような小手先の方法の前に、まずは地に足をつけて、本質的なところから考えて整理してみました。
リピーターこそがすべての源泉
本当に重要なのは、ブログのリピーター数です。ブログのアクセス数はあくまで目安であって、本質的な目標ではありません。
良い記事であれば、お友達に口コミしてくれることもあるでしょう。自分で自分をすごいとアピールしても伝わりません。「あのブログは面白いよ。おすすめだよ」と知り合いに勧められることで、価値は伝わるのです。
アクセス数を増やすには、アクセス数を追い求めるのではなく、リピーター数の増加を目標にすべきです。
オリジナルな記事をポストする
ブログを読むのは、そこでしか読めない情報があるからです。自分の行動を振り返ってみれば、どこかで読んだことがあるようなブログを読み続けることは無いことがわかると思います。
単に商品のスペックを紹介するだけでは、他のブログ記事と同じになってしまいます。自分の経験や考え、感情を補助線にして記事を書いてみましょう。ネタ元は同じでも、オリジナルの記事になります。
自分でイベントを開催したり、ウェブサービスを公開することも有効です。アップデート情報は、完全にオリジナルになります。
本当に面白いと感じた新商品や新サービスに乗っかるのも一手です。情報が少ない分、オリジナルな情報になりやすいです。
結局のところ、自分で作り上げたり、自分を通して出て行くものだけが、人を惹き付けるのです。
ブログとは自分の分身。自分の成長がブログの成長に繋がります。
タイトル・タイトル・タイトル
みなさんは、ブログ記事を読む際に、どのように取捨選択をしているでしょうか?いきなり文章の一番後ろから読み始めるという人はほとんどいないはずです。大抵の方は、記事タイトルを読んで、一瞬で読むか読まないかを判断しています。
記事タイトルが魅力的なもので無ければ、読んでくれさえもしないのです。読んでもらえなければ、その記事は存在しないのと同じです。記事タイトルは、記事の内容よりも大切なのです。本質なのです。
とはいえ、煽る記事タイトルをつける必要はありません。良い記事というのは、コンセプトがしっかりしています。記事タイトルの重要性を十分意識していれさえすれば、自然と良いタイトルが生まれるでしょう。
SEOを意識して、キーワードをタイトルに入れたほうが良いという意見があります。商品名=キーワードというわけではないことは留意しておきましょう。安易に商品名をキーワードにしてしまうと、チープな記事になってしまいます。
商品名よりもっと大切な言葉があります。商品を手に入れた先にどんな素晴らしい生活が待っているのか? 記事のコンセプトに合ったタイトルをつけましょう。
にぎわいを演出する
誰もいないお店に入りにくいと感じることは、誰でもあるはずです。ある程度読者が増えてきたら、Retweetやいいね、ブックマーク数などを積極的に表示してアピールしていきましょう。多くの人に読まれていることが分かれば、読者も安心して読みにきてくれます。
逆に読者が少ないうちは、上記のカウント数を表示することは控えましょう。ゼロ表示をして、自ら閑散感をアピールする必要はありません。
更新頻度を上げる
更新頻度が多いブログの方が、少ないブログよりもチャンスは多くなるのは明らかです。毎日更新したブログと一週間に一度更新するブログでは、記事数は7倍の差がつきます。7年かかることを1年で達成できるのです。
もちろん、無理のない範囲で更新頻度を上げていけば良いと思います。できればテレビ番組や雑誌と同じように、更新日は決めて定期更新をしましょう。週二回なら月曜日と木曜日みたいに。安心して読みにきてくれます。
これからブログを頑張ろうと思う人へ。まずは三ヶ月毎日書く。話はそれからだ。
ゼロになにをかけてもゼロであることを意識する
一生懸命ブログを更新しても、読者さんが居なければアクセスはゼロです。ソーシャルメディアで口コミされることもありません。
ブログ記事をポストすることは大切です。そして、お気に入りのブログの記事に言及したり、ブロガーイベントに参加したり、キュレーションサービスで記事をまとめてみたりして、ブログへの流入ルートを増やしていくことも意識してみましょう。
ブログを成長させるには、成長レベルに合わせた施策が必要だという話
心理学・マーケティングを意識する
読む人が喜ぶ記事をポストすることを意識しましょう。自分のためにではなく、他人のために記事を書くのです。ブログの記事を読むか読まないかは、読む人の心が決めることです。
小手先のテクニックでは、ブログアクセスは一時的に増えるかもしれませんが、長続きはしないでしょう。継続的にアクセスを増やしていくには、心理学やマーケティングからの根本的なアプローチが有効です。今回はその一部を紹介させていただきましたが、他にも多くのアプローチがあるはずです。
「お!この記事は面白そうだから読んでみよう」と自分が感じた理由を検証するのも有効です。
お客をつかむウェブ心理学 – なぜ、このサイトを「クリック」してしまうのか?
少しの差が大きな差に
記事内のちょっとした言い回しの違いで、ブログへのフォローが週に一人増えたとします。たかが一人かもしれませんが、年間で50人の差になります。その差は二度と取り返せません。
良かれと思うことは、とりあえず何でも試してみる。もし上手くいかなくても、それは失敗ではなく「成長」です。
世の中で語られる成長法則のすべては、結局「やれ」ということだそうです。ただ突っ立っているだけでは、なにも変わらないのです。