その昔、江戸の防衛のため、大井川には橋が架けられませんでした。川越という、人夫に担いでもらって川を渡る方法しかありませんでした。
そんな古き時代のロマンを感じる、静岡県大井川の両岸の街、島田市は、我が家が大好きな街です。
実は、島田市には伝統のある和菓子屋さんが多い、知る人ぞ知る和菓子の街。
蒸気機関車や博物館、ギネスに載った木造橋などの観光名所が魅力です。そして、ぜひ島田の和菓子も食べて欲しいです。
おほつ庵
一番のお勧めはどら焼きです。キャメどらは、キャラメルと生クリームが入っています。皮は中まで茶色です。
しまだプリンもお勧め。密度が濃く、どっしりとしたプリンです。濃厚な舌触りを楽しめます。
よしむら
メイン道路にあるたい焼き屋さん。ひっきりなしにお客さんが出入りする人気店です。お使い物として50個ぐらいまとめ買いする人が多いです。メニューはあんこ入りのたい焼きのみ。
シンプルですが、皮はパリパリ。中は餡子がぎっしりの、職人技が光ります。尻尾の先まで餡子が入っています。
清水屋
江戸時代から300年の歴史を持つ清水屋さん。名物はなんといっても小饅頭(こまんじゅう)。酒まんじゅうのミニ版で、昔から食べやすいと評判のお菓子です。
東海道を旅する人たちから愛されてきた、歴史のあるお菓子です。
龍月堂
お勧めはみそまんじゅうは、一見は「え?」って感じるかもしれませんが、味噌の風味が効いていて癖になる甘さです。
燕
和菓子をたくさん食べたら、ぜひ燕のラーメンもお勧めします。静岡県下でもかなり有名なお店です。
駿河湾&遠州灘に面した静岡県では、最近は魚介系スープのラーメンが人気。けど、燕のラーメンは王道の鶏系のスープです。
島田市のある志太地区は、朝からラーメンを食べる「朝らー文化」があります。漁業関係やお茶の生産農家の人たちは、朝早くから働くため、朝にラーメンを食べる習慣が定着したそうです。燕も朝早くから営業しています。
若竹
島田の地酒といえば、女泣かせで有名な大村屋酒造場。
もちろん女泣かせ純米大吟醸も美味しいですが、私は若竹特別純米酒をお勧めします。一升瓶で買っても2,300円くらいで、安くて美味しい地酒です。吟醸王国静岡の実力を堪能できますよ。
島田市博物館
お腹が一杯になったら、お勧めなのが島田市博物館。大井川の川越の歴史を観ることができます。
人力の川越は明治に入ってからもしばらく行われていたそうで、川越の様子が写った鮮明な写真が残っています。館内は撮影禁止でしたので、人が旅人を担いで川を渡る様子の写真を、博物館でぜひ観てみてください。
近くに川越遺跡もあります。
蓬莱橋
博物館から南へちょっといくと、大井川にかかる蓬莱橋を見学できます。蓬莱橋は木造の橋としては世界最長で、ギネスブックにも載ったそうです。川の上を歩くと気持ちよいですよ。
SLかわね路号
大井川を渡った、旧金谷町の新金谷駅からは、蒸気機関車に乗ることができます。旧金谷町地区は静岡の秘境と呼ばれています^^ 大井川沿いに走る蒸気機関車の姿は、カッコイイですよ。
食べ歩きして観光もできる島田市は、新東名高速道路からのアクセスが良いです。この春の行楽にいかがでしょうか?
ちなみに島田市はこちら
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