それまでまったく上手くいかなかったことが、急に好転することがあります。
長い努力の積み重ねの結果ではなく、ちょっとした気づきがきっかけであることが多いです。
努力の積み重ねは、何かを成就させるために必要なことです。しかし、努力の方向が間違っていると、いくら努力を続けても、ゴールにたどり着けません。上流に向かってオールを頑張って漕いでも進みません。
ふとした気づきをきっかけに方向を修正することが、成功への始まりです。私のいくつかの成功体験をご紹介します。
長い距離を走ってもタイムは向上しない
マラソンのタイムを向上するために、「インターバルトレーニング」を導入しました。インターバルトレーニングとは、目標タイムより速いスピードで短距離をダッシュ&休むを繰り返すトレーニングです。
毎日忙しいサラリーマンがフルマラソンを完走するための、効率的なトレーニング方法
例えば10kmを60分で走る人が、10kmを50分を目標にトレーニングをするとします。毎日10kmを頑張って走って、タイムを59分、58分と少しずつ上げていく方法はキツいですし、効率が悪いです。
10kmを50分で走りたいのであれば、まず1kmを5分で走れないと始まりません。私は1kmを5分、または4分と、短距離を繰り返し走るトレーニング試してみたところ、一気にタイムが向上しました。
「10kmを50分で走りたいのであれば、まず1kmを5分で走れないと始まらない」というのが、私の気づきです。
後で調べたら、短距離走を繰り返すトレーニングは、インターバルトレーニングと呼ばれ、陸上競技では当たり前のトレーニング方法だということが分かりました。自分で気づいて、実践して、成果を実感して得た方法ですので、納得してトレーニングできます。
10kmを走るのではなく、400m〜1000mのインターバルをメインにトレーニングすることで、レースで飛躍的にタイムを向上することができました。毎回10kmを全力で走って、少しずつタイムを上げていく方法で練習していたら、疲れてしまって長く続かなかったでしょう。
商品名をタイトルに入れた記事は読まれにくい
もう一つ私の気づきを紹介します。当ブログは2010年の9月から運営方針をガラリと変えました。
きっかけとなった気づきとは「商品名をタイトルに入れた記事は読まれにくい」ということです。それまでは、
ブログ記事のタイトルに紹介する商品の名前を入れるようにしていました。商品名でSEOがかかった方が、アフィリエイト収入につながりやすいからです。
しかし、商品名がタイトルに入っていると、商品を知っている人、興味のある人は読んでくれますが、興味がない人は読んでくれないことに気がついたのです。
ブログで商品を紹介する際は、商品を紹介するのではなくて「商品を買った後に待っている、素晴らしい生活」がイメージできるような記事タイトルをつけたほうが、より多くの人の目に留まるだろうと思ったのです。
そこで、実際に記事タイトルを意識して記事をポストしてみると、明らかに反応が変わりました。ツイートやブクマされることが多くなり、記事タイトルに気をつけてブログを更新するようにしました。当時500PV/日ぐらいだったPVは、現在は10,000PV/日を超えるブログになりました。
あのとき方針を変えず、商品名でSEOを意識した記事をポストし続けていたら、今はどういう状況になっていたんだろうと想像するだけで恐ろしくなります。
人は短時間で成長できる
スポーツも勉強も、ただやみくもに頑張っても上達せず、ある日ちょっとしたコツを掴んで、急激に伸びることはよくあることです。
ヒトの進化も、ダーウィンの進化論のように徐々に変化したのではなく、ウィルスなどの影響で一気に進化したという仮説もあります。
人が成長する時は、本当に短時間です。本当にちょっとしたきっかけで、人は成長できるのです。
やらなかった事を人は後悔する
気づきというのは、本を読んだり、人と話をしたり、外出先で面白い体験をしたりと、アクティブに活動しているときの方が得られやすいです。
そして、気づくだけではダメで、ちょっとでも実践してみることが大切です。人はやらなかったことを後悔する生き物です。やらないより「やる」選択を意識しましょう。
ヒットをたくさん打つには、打席に多く立つことです。打率が低くでも、打席に多く立てばヒット数は増やせます。アクティブに活動して、生活を活性化して、気づきをチャンスに変えていきたいです。
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