長期株式投資 @budoukamail さんの著書は、これまですべて読んできました。そして、その内容のいくつかを実践して、我が家の投資は大きく変わりました。
国内の累進高配当株に集中投資をした結果、我が家の家計を支えられるくらいの配当金を得られるようになりました。累進配当株なので、年々少しずつ増えていくのも魅力です。
【超完全版】フルオートモードで月に31.5万円が入ってくる「強配当」株投資 経営戦略から“ほぼ永遠に儲かる企業”を探す方法
今回の新作は、高配当投資本三部作の完結版となっています。これまでの内容を踏襲しつつ、まだ触れられていなかった部分について充実した内容になっています。高配当株投資に興味がある方には、絶対におすすめです!
経営戦略を元に、将来成長し続ける企業を探す
本書で最も注目した内容は、「経営戦略を参考にする」ことです。
各企業がどんな強みを持ち、どのような展望を持っているのかを、決算の補足資料などから知ることができます。
また、各企業は中期計画を出しています。売上や利益の予想が公開されていて、それらは眉唾ではなく、しっかり検討された上で公開されている数字です。
将来の成長し続けられる、わかりやすい、しっかりとした展望を持っている企業を選択したいです。
株価下落時の対応方法
株価下落時は、市場がパニックになることがあります。相場はオーバーシュートするので、下がるときは下がりすぎるくらい徹底的に下がります。
しかし、これまで起きた「●●ショック」では、日経平均株価はPBR0.8倍以下には下がったことはないそうです。よって、どこまでも下がるわけではなく、下げ止まる底値は、ある程度決まってます。
その事実を知っておくだけでも、大幅な下落時に、他の投資家さんよりは冷静に対処できるのではと思います。
3年に一度くらいは、20%を超える下落が来ると、統計的には言われてます。
投資の収益は、「我慢料」と言われます。辛い下落を乗り越える術は、知っておいたほうが良いでしょう。
ポートフォリオを考慮する
本作では、ポートフォリオについても言及されています。ポートフォリオとは、資産をどのような商品に振り分けるかです。
(100-年齢)%を、株などのリスク資産に振り向けるとありました。我が家も大体同じような割合になっていたので、おおよそ感覚は間違ってなかったのかなと。
世の中には90%以上、リスク資産に突っ込んでいる方もいますが、怖くて夜も眠れないのではないかと思います。夜も米国市場は開いてますし、米国市場は翌日の日本市場に大きく影響します。
本書では、色々なポートフォリオの組み方を紹介してますので、興味のある方は参考になると思います。
色々な投資フレームワーク
フレームワークとは「物事を考える上での枠組みや骨子」のことです。
本書では、投資を考えるうえでのフレームワークを、いくつか紹介しています。
高配当、相場の歪み(アービトラージ)、株主優待などを基準にした投資戦略を学ぶことができました。
三部作の完結版
長期株式投資さんの本は、すべて読んできました。
【参考】苦手な決算書を読めるように 半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資
一冊目の「オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!」では、国内の高配当株の存在について学ぶことができ、その際に購入した累進高配当株は、我が家のエースとなっています。
二冊目の「苦手な決算書を読めるように 半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資」では、決算書の読み方を学びました。年に4回発表される決算書短信の内容を自分の目で確認して、判断できるようになりました。
そして、今回の三冊目では、企業の経営戦略の読み込み方や、ポートフォリオや下落時の対応といった、投資戦略について学ぶことができました。
各セクターの有望企業のリストも、改めて参考になりました。
もし本書を読んで、もう一冊読みたいと思った方は、2作目の「苦手な決算書を読めるように 半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資」がおすすめです。
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