稼ぐ力の「源泉」とはなにか？ いくら学校の成績が良くても、それだけでは稼げる人材にはなれません。
将来のビジネスプランを見据えた上での努力こそが、未来を切り開けると思います。
残念ながら、「好き」だけでは食っていけません。今後数十年、何が来るのかを予測し、それに沿ったスキルアップが不可欠です。
稼ぐ力の重要性
お金を増やしていくには、投資が有効です。しかし、投資を上手く回すには、一定額以上の元手が必要です。なぜなら、投資商品が2%値上がりしたとしても、100万円なら2万円の上昇ですが、5,000万円なら100万円になります。投資において、資産規模は重要です。
資産規模を増やす、一番手っ取り早い方法は、たくさん稼いで、貯金することです。節約も大切ですが、稼いだ以上には、収入は増えません。稼ぐことこそ
、元手を増やすタームでは、最も有効な手段なのです。
稼ぐ力の源泉は「自分で考える力」
本書はで、ジェイソン氏が稼ぐ力を身につけるために必要な前提として、「論理的思考力」を掲げていることに、非常に共感します。
論理的思考力とは、物事を筋道たてて考えることです。論理的に話すことで、誰にでもわかりやすく説明することができます。
この力無しでは、なにを積み上げても、土台がおぼつかなくなってしまいます。
論理的思考力にも、色々ありますが、最も基本的なのは「ロジックツリー」でしょうか。物事を考えるとき、それらを詳細に分解して、出し尽くす思考法です。
AがだめならB、BがだめならCと、思いつきの出たとこ勝負ではなく、最初から ABCDE・・・。と全て出しつくしてから、最も効果的な施策を探したほうが、早く解決策にたどり着けます。
実践力をつける
最近は、具体的なスキルだけでなく、何かをやり遂げる力「GRIT(やりぬく力)」が重要と言われています。こちらも強く共感します。
世の中には、調子の良い事はいくらでも言うが、最後までやり遂げられない人はたくさんいます。
実践力をつけるには、小さいことでも、最後までやり遂げる「成功体験」を積むことだと思います。大きな目標でも、前述の「ロジックツリー」で小さな目標に分割して、個々の小目標の達成を続けていくことが有効かと。
世の中で必要とされていることを見つける
日本人なら「自分の好きなことをビジネスに」といった主張が受け入れられやすいですが、ジェイソン氏は非常に現実主義で、「好きなこと」をビジネスにしても上手くいかないと一刀両断しています。
なぜなら、いくら好きでも、ニーズがなければ世の中から受け入れられないからです。受け入れられないものは、ビジネスになりません。
「世の中で必要とされていること」×「できること」を突き詰めて行きたいのですが、では「できること」とはなにか？ 半端なスキルでは他を凌駕することはできません。
そこで、複数のスキルを組み合わせることが必要になってきます。ジェイソン氏の場合は「プログラム」×「日本語」だったそうです。
運を味方につける
とはいえ、最後は運の良し悪しで決まる。そう言われてしまうと、元も子もないように感じますが、運すらも制御する方法があります。
それは、とにかく打席に立って、バットを降る回数を増やすといこと。バットを振らない限り、ヒットやホームランは絶対に打てません。
低い成功確率でも、回数を増やせば、可能性は上がってきます。運は制御できるのです。
チャレンジしても、成功するとは限らない。けど、チャレンジしない限り、成功は絶対にありえません。
成功を睨み、実践し続けた人にのみ、ラッキーはやってくると信じています。
コメント