「資産1000万円を超えると加速度的に資産が増えるって本当ですか?」
よくTwitter(じゃなかった!Xだった)で見かけます。果たして本当でしょうか?
実際に、株式などの投資資産を1,000万円以上保有している我が家の実感としては、
1,000万円ぐらいだと「加速度的」まではいかないけど、資産100万円の時よりも、明らかにインパクトはある。金銭感覚や生活感が変わることはない。
という感じです。
投資資産1,000万円のインパクト
日経平均株価は、一日に±1%くらいは、普通に変動します。1,000万円の投資資産を保有していると、毎日±10万円くらいは、変動します。
3日連続上昇すれば、10万円×3で30万円ほど資産が増えることもあります。
たった3日で、一ヶ月分のお給料ぐらいの金額が動くことになるので。それなりのインパクトになります。
しかし、株価は上がるだけでなく、下がることもあります。3日で一ヶ月分のお給料がすっ飛ぶときもあります。
株価は細かい上下を繰り返しながら、徐々に上がっていくことが多いです。
仮に年間平均10%上昇したとすると、+100万円となります。年100万円は、国民年金の受給額より多いです。なかなかの額ですよね。
一方、資産100万円だと、すべて1/10となります。年間10万円資産が増えても、月8,300円くらい。お小遣いくらいにしかなりませんよね。
とはいえ、1,000万円投資資産があっても、生活が変わることはありません。株を売却して取り崩して、贅沢するようなことは普通はしないからです。
3,000万円を超えると加速度を感じる
加速度を感じるには、投資資産は最低3,000万円必要かなと私は思います。
3,000万円だと、先の話は全て3倍になります。一日に10万円、年間300万円の変動が起きます。
年間300万円増えたら、年金どころか、普通に働いた場合の年収に近づきます。いわゆる「FIRE」と呼ばれる、リタイヤも視野に入ってきます。
そして、3,000万円の資産を、年平均5%で運用できれば、10年後には、約5,000万円となります。もう10年すれば8,000万円を超えます。追加入金なしで、この資産の増え方は、かなり魅力的です。
ここまで来ると、資産の加速を感じられるのではないでしょうか。
ちなみに月に5万円、20年間入金を続けることができれば、1億を超えてきます。
資産を増やす最も楽しく、楽な方法
資産3,000万円を持つと、マス層から離脱し、富裕層への入り口となる「アッパーマス層」に入れます。
しかし、3,000万円は、なかなか厳しい道程です。年間10万円積み立てて、年利5%で運用しても16-17年かかります。
大学を卒業し、そこそこの企業に就職して、若い頃から積み立てを続けて、40歳手前くらいでようやく到達できるかくらいのハードな目標です。
この目標をゼロからなるべく早く達成する有効な方法は、「結婚」することだと思います。
一人ではなかなか難しいですが、二人で働けば、月10万円の貯金は、そんなに大変ではありません。
大手企業に就職して、地方の工場などで働けば、お金は貯まります。まず家賃が安いです。子供ができたとしても、子供が可愛くて、余計な遊びにお金を使わなくなります。
一人で生きていくよりも、ずっと楽しいです。子供の成長はエキサイティングです。
子育てにお金がかかるのは大都市だけ
子供の教育費が…。と思うかもしれませんが、お金がかかるのは大都市だけです。
地方は県立公立至上主義の地区が多く、受験や学校にお金はかかりません。大学は基本国公立大へ進学させましょう。
3,000万円に達したら、入金を減らして、マイホームを購入してローンに回しましょう。40歳くらいなら、35年のフルローンを組めます。
入金を5万円に減らし、もう10年運用すれば、50歳くらいで、資産は6,000万円弱にまで増えています。
50歳前後といえば、キャリア的に岐路とな世代です。リストラによる早期退職の打診もありえます。
しかし、6,000万円ほどの資産があれば、無理して働く必要もありません。資金の一部を高配当株で運用しながらのサイドFIREも良いでしょう。
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ということで、まずは1,000万円を目指す。そして、更に上の3,000万円を見据えて、若い頃から貯蓄&投資を進めるのが良いと思います。
そのためには、結婚をして、お金のかからない地方で生活することは、有効な手段の一つです。
東京でタワマンを買ってしまうと、ローンで精一杯です。たとえタワマンの価値が上がっても、売らなければキャッシュは得られません。(価値があがったところで売却して、地方に移り住むのがベストですが、そう上手くいかないでしょう)
固定費を抑えることが、資産の構築で一番大切なことだと思います。
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