最近投資の本を読み漁っています。特に気になったのは、長期株式投資さんの本でした。
オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!
多くの本が米国株を勧めているのに対し、長期株式投資さんは国内の高配当株投資を勧めています。
そして先日、新刊を出版されました。予約して購入しました。
半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資 日経平均リターンを3.86%上回った“割安買い”の極意
決算書の読み方や、おすすめ銘柄とその決算書内容の比較など、前書より実践的な内容になっていて、私自身の投資知識がかなり向上しました。
これから投資を始める方、すでに投資を行っている方、すべての一般投資家に方々におすすめします。
国内株の方が海外株より有利な点がある
高配当株を投資する際、海外株は現地での10%源泉徴収があるため、国内税と合わせて約28%ほど税金が徴収されてしまいます。
国内株は20.315%のみで良いので、圧倒的に手残りが多いのです。また、配当金でFIREする人は、総合課税にすることにより、配当控除を適用すれば、課税所得が330万以下なら税金をゼロにできます。
投資利益にかかる税金は、かなり大きな額になるので。こういった知識を持っているかどうかは、かなり大きいです。
決算書の読み方を学べる
実は私、企業の決算報告書を読むのに苦手意識があって、これまではほとんど読んでいませんでした。
本書では、決算書の読み方を、ポイントを抑えて紹介しています。これが非常にわかりやすかったです。
決算のあと、速報的な形で発表される「決算短信」と、その後詳しくまとめた「有価証券報告書」の両方の、ポイントを絞った読み方を学べます。
おすすめ銘柄リストが参考になる
長期株式投資さんのおすすめ銘柄リストが参考になりました。
有価証券報告書からピックアップした売上や利益などの5年分の決算情報もまとめられているので、決算書を読むトレーニングにもなります。
よだれが出そうな銘柄が揃っています。
投資戦略、戦術を学べる
投資は、闇雲に投資商品を買っていくのではなく、目標や目的の元で投資を行い、投資の戦略や戦術を選んでいくことが重要です。
なぜなら、株価の暴落といった有事のときに、考え方がしっかりしていないと、パニックになってしまい、無駄な狼狽売りなどをしてしまうからです。
本書では、その辺の整理についても詳しい説明があります。
私が本書を読みながら考えた、投資の基本戦略
株価が平均年5%、配当金も年5%上昇していくと仮定したとき、10年間運用を続けると、どちらも1.05^10=1.63となり、株価も配当金も1.63倍となります。
ということは、100万円分で3%配当利回り(年3万円)の銘柄に投資したとすれば、10年後には株資産は163万円。配当金は年4.9万円になっています。
では、1,000万円ではどうでしょうか?10年後には株資産は1,630万円。配当金は年49万円です。
では…、3,000万円ならば!10年後には4,890万円。配当金は147万円です。
1,000万円では資産は630万円、配当金は19万円しか増えないのに、3,000万円であれば、株資産は1,890万、配当金は年57万円も増えるのです。そして、株資産は、5,000万円が目の前です。
これが「投資は原資」と呼ばれる理由です。つぎ込む金額が大きい方が、圧倒的に資産は増えるのです。
よって、我が家の投資戦略は「どんな手を使ってでも、なるべく早く投資資産3,000万円を達成する」だと、考えました。
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