米国株や米ETFに投資している人は、みんな気になっていると思います。
ドル資産を「いつ」円に両替すればよいのか?
最近は、空前の円安ドル高により、ドル資産の円評価が上がっているのです。
ドルを持っているだけで、円資産が増えた
2023年5月末の段階で、円ドル相場は140円。2年ほど前までは110円くらいを遷移していたことを考えると、今の相場がいかに異常であるかが、理解できるでしょう。
ドル資産を持っているだけで、20%以上、円換算の資産が増えていることになります。
ドルでのカウントだと、マイナスになってしまっている銘柄でも、円換算だとたっぷり利益が乗っているという方は、多いと思います。
なぜドル高になったのか?
なぜこんなにも、円安ドル高が進んでしまったのか。原因の一つは日米の金利差が拡大したことです。
米国は、コロナ対策による資金注入により、インフレが加速してしまったのです。
これはマズイと、市場金利を上げて、経済を冷まして、インフレを抑制しようとしています。
米国の現在の政策金利は5.0〜5.25%であり、日本の0.5%と大きな差となっています。
当然、ドルで持っていたほうが有利になるため、円に対して、ドルの価値が上がっているのです。
秋からは利下げの方向
しかし、米国の高金利も、ゴールが見えてきた感があります。
インフレ率は低下してきていますし、高金利による弊害で、中小の銀行の破綻が続いてしまっているのです。
2023年6-7月が金利のピークと予想されています。
その後、利下げが発表されれば、おそらく一気に円安が進みます。
すると、円換算の資産額が、かなり減ってしまいます。「株価は上がっているのになぜ資産が減る?」ということになりかねません。
円安のうちに利益確定&円転したい
現在は米国も日本も、強気相場です。7月のもう一段の利上げも織り込んでいるように感じます。
よって米国株などのドル資産は、7月までホールド。利上げによるさらなる円安ドル高も期待できます。
円安が進んだタイミングで外国株は処分して、円転したいと考えています。利下げが始まってしまうと、円安が一気に始まると予想されます。
利下げすると、株価は上がる傾向になりますが、円安の影響の方が大きいです。1ドル120円まで下がったら、15%以上の変動です。それ以上の株高があれば、円高をキャンセルできますが、そう上手くはいかないと思います。
いつかは円に換える必要があります。7月25-26日のFOMCがそのタイミングかなと。グロース株は一度処分して利益確定をしたいと考えています。
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