米国市場では、NVIDIA社の業績好調による、株の大暴騰が話題となっています。時価総額は世界6位まで上がってきています。
NVIDIAとは、パソコンのCPUやグラフィックボードを開発している企業です。PCを自作したことがある方は、聞き覚えがあるのでは。
なぜ、NVIDIAの業績が好調なのか? 最近話題のAIの計算に強いチップを開発、販売しているからです。
NVIDIAのチップはAI成長に不可欠
グラフィックボードに搭載するGPUと呼ばれるチップは、3D画像などをなめらかに表示することができるのですが、実はAIの計算も強いのです。
MicrosoftやGoogleといった AIに強い企業も、NVIDIA社のGPUを利用しているのでしょう。各社AI専用のチップを独自に研究開発していますが、現段階ではNVIDIAに一日の長があるようです。
AIラッシュの「ツルハシ」に
AI競争は激化しています。MicrosoftなのかGoogleなのか、どこが勝つかはわかりません。
しかし、どこが勝とうが、AIの学習に、強力なGPUは必要不可欠です。つまり、どこが勝とうが、NVIDIA社は儲かるわけです。
これは、ゴールドラッシュ時の逸話と似ています。「金を掘るのではなく、ツルハシを売れ」 まさに、金がAI、ツルハシはGPUです。
AI業界の発展による利益を、NVIDIAは余すことなく享受できるわけです。
検索エンジンの地位を揺るがす破壊力
ですが、AIがどれほどの利潤を生み出すのか?は未知数です。
しかし、検索エンジンの広告表示で、莫大な利益を得てきたGoogleを顧みても、世界中の人々が毎日利用するサービスを作ってしまえば、収益化はいくらでも可能でしょう。
広告収入に頼らなくても、利用費を直接徴収しても良いわけですから。便利で手放せないサービスには、人々はお金を払います。
AIバブルはこれから
というわけで、しばらくはAI関連の企業が注目されて、株価が上がっていくでしょう。
AI企業が集結する米国は、現在利上げの真っ最中です。今は米国株を購入するのは、全体的に割高に感じますが、今後利下げの方向と言われています。
利下げが進めば、株も買われて、株高へ向かいやすいです。特にAI関連企業のようなグロース株は、さらに注目されるでしょう。ドル安が進めば、日本など米国以外の国からも買いやすくなります。
AIバブルに上手く乗れれば、大きく資産を増やすことができます。
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