9年前の2014年に、「となりの億万長者」という本を、夫婦で読みました。本当のお金持ちは、派手な生活はせず、普通の家に住み、中古車に乗っているという内容でした。
そして最近、あなたの隣の億万長者という、似たタイトルの本を手に取りました。
元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者 単行本(ソフトカバー) – 2023/2/8
以前読んだ本は、米国で出版された本の日本語訳ですが、今回の本は、元国税専門官の方が書かれた本で、税務調査を通して知った、日本国内の富裕層の様子が描かれています。
その実態は、米国と全く同じでした。日本の富裕層も、質素な暮らしをしていたのです。結局はどこでも同じなんだなと思いました。
読みながら考えたことを、いくつか紹介します。
お金は、使えば無くなる
お金というのは、使えば無くなってしまいますが、使わなければ残ります。
例えば、出社時に毎日購入しているコンビニのコーヒーをやめて、インスタントのコーヒーに切り替えれば、月に1,000円以上は浮くでしょう。
ベンツなどの高級車ではなく、中古の軽自動車を購入すれば、数百万円が残ります。
いくらたくさんお金を稼いでも、たくさんお金を使ってしまえば、お金は残りません。反対に、お金を使わなければ、お金は確実に残る。
資産家になるための第一歩は、お金をなるべく使わないことです。
投資で増やす
お金をなるべく使わず、倹約を続けていけば、余剰金が増えていきます。
そのまま、コツコツと増やしていくのも良いですが、現金で貯めていくのは、インフレなどのリスクもあります。
生活に支障が出ない範囲で、株式などに投資することより、より速く資産を増やしていくと共に、リスクを分散することが可能です。
持ち家に住む
驚いたのは、資産家は持ち家が多いそうです。リスクが少ない賃貸物件の方、を資産家は好むのかと思っていました。
持ち家は、ローンを払い終わってしまいえば、お金を払う必要はありません。住居費はゼロになり、完全に自分のものになります。土地と建物は資産です。
家賃やローン返済といった住居費は、家計の中で一番大きいです。それが無くなるわけですから、資産は確実に増えていきます。
節税をする
あらゆる出費に、税金は発生します。何も考えていないと、次から次へと、税金を払わないといけません。
特に、遺産相続の際に発生する「相続税」は、資産家にとって、大きな出費となるため、ありとあらゆる手法を駆使して、税金を減らします。
日頃から、節税に関する知識を学び、節税を意識しながら、生活することが重要です。
子供の教育費に糸目をつけない
日頃の生活は、質素倹約。ケチとも言われかねない資産家ですが、子供の教育費には糸目をつけない家庭が多いとのこと。
遺産には相続税がかかってしまいますが、教育費には税金はかかりません。
子供が優秀に育ってくれれば、社会に出てから、より多くのお金を稼いでくれます。子供への教育は最も効率的で、エキサイティングな投資なのです。
教育は、年齢が若い時ほど効果的と言われています。なぜなら、教育費が安い上に、早くスキルや知識を身に着けることで、その後の成長に多く寄与するからです。コスパが良いのです。
「スキルがスキルを生む」幼児教育でお金をかけずに子供を優秀に育てる
特に、ゴールデンエイジと呼ばれる、9-12歳の時期は、脳が発達して、色々なことを吸収できます。この時期を逃すと、身につかない能力もあります。
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