空前の円安となっていますが、グローバルに考えると、安い円は今が買い時とも言えます。
とはいえ、為替の動きに左右されやすい輸出企業への投資は、しにくいところです。
国内需要に支えられた、高配当の安定企業へ投資してみようと考えています。
円安で企業は一時的ウハウハ。家庭は大打撃
空前の円安で、ドルは140円を超えています。これは、アメリカがインフレ対策で、大幅な利上げを実施している影響です。
輸出が多い日本企業は、黙っていても利益が上振れします。トヨタは利益が4,500億円上振れだそうです。
しかし、円安によって、輸入品の値段は高くなります。日本は、食料品の多くを輸入に頼っているので、一般家庭の家計は大打撃ですね。色々なものが値上がっています。インフレです。
分散投資 外貨資産を持っておく重要性
この状況を、うまくやりくりしていくには、物価の影響を、投資でカバーしていくのが良いと思います。
米国株などドル資産を以前から持っていれば、日本の物価が上がっても、ドルを円換算したときの価値が上がるので、インフレによる出費増加分をキャンセルできます。
私も米国株などを所有していますが、株価は下がっているのに、円安になったので、トータルで利益が出ています。
米国株を買おうと、待機させておいたドルは、何もしていないのに、円換算で30%ほど増えています。
円安を活かした投資
では、ドル資産を購入すればよいかというと、すでにドルは高くなってしまっていて、今から買うには高すぎると思います。もっと円安になると予測できるであれば、購入しても良いですが。この辺は潮時かなと。
今から投資するのであれば、日本国内株がおすすめです。しかも高配当株が良いのではと考えています。
理由は、円安によって、海外の資金が日本へ流れやすくなっているからです。将来的にドルが140円から120円まで下がれば、それだけで利益が出ます。
日本国内の高配当株は、国内需要に支えられた、安定企業が多いです。大きな成長はないかもしれませんが、強固なビジネスモデルを持っています。
高配当が下支えしてくれるため、下落相場時でも、株価の下落幅は限定的です。
ドルから円へ資産替え
我が家も、所有していた米国のグロース株のポートフェリオを売却して、円を取得しました。
それらを、国内の高配当株へ投資します。アフターコロナ銘柄や、グロース株も物色したいです。
連続増配株にも注目したいです。毎年増配を続けているので、今購入しておけば、10年後にはもっと配当金が増えていて、株価も上がって、とても買えない株になっているかもしれません。
現時点で購入した、高配当銘柄
三菱UFJ銀行(3.8%)、三井住友FG(4.8%)、JT(6.3%)です。カッコ内は配当利回り。比較的利回りが高めの銘柄を選びました。
JTはリスクもあるかなと思ったのですが、今年受け取った配当金で購入できたため、リスクを取れました。
円安のおかげで、外国株からの配当金が円に換算すると、3割増しくらいになっていたので、JT株を購入できました。円安でなかったら、金額が届きませんでした。
配当金でさらに安定高配当株を買う
急な円高とか今後なければ、来年は今年以上に配当金が増えるため、NTTや花王などの安定高配当株を狙っていきたいです。
三菱HCキャピタルや、リコーリースといった、サブスク収益で安定していて、連続増配している企業の株も、物色していきたいです。
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