「本を出版しませんか?」
そんなオファーがやってきたら、エキサイティングですよね。雲の上の話のように感じるかもしれませんが、そんなに遠い話ではありません。実は誰にでも出版するチャンスはあるのです。
書籍を出版すると、いきなり「先生」になれます。著書があると、社会的信用度が劇的に上がります。
本書は著者さんから献本していただきました。そして、エキサイティングな本に出会えたことを、感謝します。
商業出版は本当に効率の良い投資
商業出版を実現すると、世界が変わります。外部から講演の講師や、コラムの執筆の話が来るようになります。
名刺に著書を載せておくと、それだけで信用してくれます。書籍は、すごい実績のある人しか書けないものだと、多くの人が思っているからです。
私も僭越ながら、商業出版の経験があります。残念ながらビジネス書ではなく、コンピュータ関連の本なのですが、それでも著書を通じて頂いた仕事は多いです。
フリーランス的な仕事を16年続けられているのも、商業出版の信用によるところが大きいと思っています。
もし、出版にこぎつけられるのであれば、多少高価なコンサル代を支払っても、元は取れると思います。
出版は誰でもチャンスがある
私に出版なんて、と思う人がほとんどだと思います。しかし、これは断言できます。誰にでも出版のチャンスはあります。
そんなこと言ったって、書くことがないと思うでしょう。いや、人生を何十年も生きて、しっかり仕事をしてきたなら、面白いエピソードが必ずあるはずです。エピソードを普遍化した上で、話を膨らまして書いていけば良いのです。
出版社の編集者さんや、出版コンサルティングの方はプロですから、面白いエッセンスを抽出するのが上手いです。お話できる機会があれば、ぜひ話してみることをお勧めします。
必ず重版させる
出版できたとしても、油断は禁物です。確かに全国の書店の棚には並びますが、書店員さんが積極的に売り込んでくれるわけではありません。
書店を回って、POPを配ったり、ブログやSNSで告知したり、影響力のある方に献本をしたり、とにかくあらゆる策を尽くして、必ず重版に持っていきましょう。
なぜなら、出版社は初版が全部売れることで、出版にかかった費用を回収できるからです。本書を読んで初めて知りました。
そして、重版をすることで「この著者は売れる本を書ける」と、出版社から評価してもらえます。これは2冊目以降の執筆に大きく効いてきます。
売れない本の著者に、2冊目のオファーが来ることはほとんど無いでしょう。著者としてのブランドを確立するためにも、重版は必ず達成しなければいけないのです。
ブログは出版のチャンスを広げる
ブログを運営していると、出版のチャンスが広がります。なぜなら、出版社は本を書ける人を常に探していて、特にネットで探しているからです。
企画の内容に近いブログを運営していれば、声がかかるかもしれないのです。
また、ブログやSNSなど、自ら情報発信するメディアを持っていれば、自力で自著を周囲に紹介することができます。自分で本を売れるのです。
出版社も自力で本を売れる方に、本を書いてもらいたいと思っています。出版を目指す方は、ブログは必ず開設して、更新を続けましょう。
2冊目からが本当の勝負
出版して、重版を決めたら、2冊目の話が来るでしょう。そこからが、著者としての本当の勝負だと思います。。
なぜなら、一冊目は誰にでも書けるからです。自分の中にあるものを全て出しつくせば、一冊の量になります。
2冊目は、出し尽くした状態から書いていくことになるので、非常に難しいです。しかし、2冊目を書き切れれば、大きな力となるでしょう。
私も2冊目に取り掛かっているのですが、なかなか難産です。
出版コンサルティングのプロが書いた、出版ノウハウの決定版
本書には、投資としての商業出版の魅力や、出版までこぎつけるための具体的な手法が紹介されています。
筆者の松尾昭仁さんは、出版セミナーを開催されていて、これまで300人以上の方へコンサルティングをしてきた方です。本書の最後には、出版された教え子さんたちのサクセスストーリーが紹介されています。
実は私も、10年くらい前に、出版セミナーに参加させて頂いたことがあります。参加者さんたちの熱い気持ちが伝わってきました。
出版で人生を逆転したいという方は、ぜひ本書を手にとってみることをお勧めします。
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