まさに空前の株高市場となっています。NYダウは最高値を更新し続けていますし、日経平均も3万円を突破しました。
バブル相場とも言われていますが、バブルに巻き込まれないためには、何に気をつけていれば良いでしょうか?
株価が上昇している理由
コロナ禍で、世界中の経済が停滞しているのに、なぜ株価が上がっているのでしょうか?
各国が現金給付や金融緩和を行っていて、市中にお金が溢れ、行き場を失ったお金が株式市場に流れているからです。
本来、株価は経済の状況を反映するものですから、行き過ぎた株価は適正値に戻るのが定説です。
しかし、今回はお金がじゃぶじゃぶ注ぎ込まれているため、株式市場でインフレが起きている感じです。通貨価値が20%減れば、株価は20%上昇します。
行き過ぎたと言われる株価ですが、実は適正なのかもしれないのです。
バブルを予測する方法
株価は人びとの心理も折り込みます。株価が上がっていれば、乗り遅れるなと、我よ我よと飛びつきます。
人びとが株価に狂喜乱舞し始めたら、本当にバブルになるでしょう。
では、危険なバブル領域に入ったかどうかを見定める方法は無いのでしょうか?
一つのヒントとして、米国債の長期金利の動きがあります。私がよく勉強させてもらっている、「バフェット太郎の投資チャンネル」で知りました。
8:13くらいから見てもらうと良いかなと思います。この動画によれば、米国債の長短金利差が3%を超えてくると、暴落が起きやすいとのことです。
国債は元本保証です。金利が3%を超えてくれば、リスクのある株式よりも、元本保証の国債を買おうという気になりますよね。
経済に詳しくない私でもそう思います。
よって、株価の動向だけでなく、米国債10年もウォッチしておくと、安全かなと思います。
2021年4月9日現在、米国債10年は1.62%と落ち着いています。
何もしないのも怖い
こんな危ない相場には、近寄らないほうが良いのでは? という意見もあります。しかし、現在はコロナ禍でこれまでにない財政出動を各国が行っています。お金を刷りまくって、市中にばらまいています。
株価が上がりすぎていると言われていますが、これが新たな時代での適正値なのかもしれないのです。
投資市場のインフレは、次第に市中のモノに反映されていきます。
例えば、原油の市場にお金が流れ込み、原油価格が上がれば、モノを作るためのコストが上がり、商品の値段が上昇する、つまりインフレが起きる可能性もあるのです。
実際に、色々な商品が値上がりしています。セブンイレブンの5個入りクリームパンは、4個入になっているのをご存知ですか?
バブルは怖いですが、何もしないのも怖いのです。
長期金利の動向を見守りながら、注意深く進んでいけば、この大相場をうまく切り抜けられるかもしれません。
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