仕事などの日々の活動で、自分の思い通りにものごとが進まないと、不安になったり、ストレスが貯まります。
相手も自分も納得した上で、物事が進んでいけば、日々の生活は穏便かつ前向きなものになるはずです。
「通す力」というと、無理やりゴリ押しで意見を通すのではなく、様々な手法を駆使して、相手に好印象を持ってもらい、Win-Winを達成する力のことです。
柔道で言う「寝技」のような感じでしょうか。知っておくべき55のテクニックがまとめられています。
本書は著者の松尾さんから送っていただきました。いつもありがとうございます。
心理学を知っておく
本書には、知っておくと便利な心理学の知識が散りばめられています。
「コミットメントと一貫性」は、人は一度口にしたり、選んでしまったことを、継続して守ろうとする性質です。
目標を書いたり公言すると、達成しやすくなるのは、まさにこの性質です。
その他、「返報性の原理」や「権威付け」など、活用しやすい心理学の知識を学んでおきましょう。
まずは自分をクロージングする
本当に良いと思った製品は、人に勧めたくなりますよね。そして、紹介された方も、その熱意に信頼を感じて、製品を試してみようかなという気になります。
人づての口コミは、マーケティングとしては絶大です。知人に対してうそはつけないので、情報に信頼性があるのです。
営業の仕事では、まず自分が取り扱っている商品に対して、長所短所を完全に把握して、どういうケースなら他社より有利かを納得した上で、お客さんをコミュニケーションを撮ることが重要です。
ローボールテクニックを知る
詐欺商法にも使われるという技法です。最初は「90%OFF」など、入り口のハードルを下げて集客して、後々高い商品を売りつける手法です。
しかし、商売には「フロントエンド商品」という考え方もあります。「無料サンプル」「お試しセット」などです。決して悪い方法ではなく、一般の商売でも利用されています。
相手を騙すのではなく、相手にとっても有益なのであれば、強力な手法となります。
ブログ運営にも応用できる
本書の内容は、仕事や日常のコミュニケーションだけでなく、ブログ記事の執筆や運営にも応用できます。
自分が本当に良いと思う商品は、その熱い気持ちを込めて記事を書けば、読んだ人の多くの心を動かすでしょう。
ブログで自分の目標を公言すると、目標を達成せざるを得なくなって、いつの間にか達成してしまいます。
私もマラソンで「サブスリー(3時間切り)を達成する」とブログに書いたら、達成してしまいました。
権威付けの手法も、取り入れています。実は最近のGoogleはE-A-T(専門性/権威性/信頼性)を重視するため、出版やメディア出演などの実績を示すことは、効果的です。
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