「誰もが、誰かをねたんでいる」
「誰もが、誰かからねたまれている」
この2つの文章が、同義かどうか、ツイッターで訪ねたら、7,000人以上の回答があり、半数以上の方が、「同義」だと答えたそうです。
本当にそうであれば、ネット上のあちこちで炎上するのは無理もないかなと。
相手の言葉を正しく理解できず、自分に都合の良いように解釈した結果、言い争いに発展しているのでしょう。
本書でリーディングスキルテスト(RST)の体験版をやってみた
昨年出版されて、ベストセラーとなった、新井紀子さんの著書、AI vs. 教科書が読めない子どもたちの続編です。
私も読んで、2018年のベスト書籍とさせていただきました。
今回の書籍では、ではどうすればAIに勝てる子供を育てられるのか。読解力の伸ばし方にも話が及んでいます。
また、新井紀子らさんが開発した、読解力を測るリーディングスキルテスト(RST)の体験版が掲載されているので。自分の読解力をある程度把握することができます。
7項目に分かれていて、各4問。易、普、難、超難の問題が1問ずつ。得点は順に1、2、3、4点。各項目10点で、合計70点。
私も実際にテストをしてみました。結果は70点中56点。
一問は完全な勘違いだったので。それをプラスすると60点。どっちにしろ80%以上は正解しているので、私と会話しても、トンチンカンなコミュニケーションにはならないと思います。
満点ではなかったですが、能力を反映している
本書によれば、各項目がどれも6点を下回るようだと、教科書や新聞、契約書などを正確に読めないとのこと。
超難レベルの問題は、それなりに難しいので。普通レベルの問題までは、しっかり正解したいところです。
ちなみに、RSTの点数と出身高校、大学のレベルには強い相関があることがわかっています。
私は地方の国立大学を卒業しています。学校のレベルと点数はそこそこ合っていると思います。
日々の学習が重要
では、読解力を伸ばすには、RSTの問題を解いて、トレーニングすれば良い。というわけではないそうです。あくまでRSTは読解力を測るためのテスト。
日々の学習で、伸ばしていくしかないとのこと。
小中学生であれば、定義と論理を意識させるような授業や、文章を要約するトレーニングなどが紹介されていました。
我が家の息子たちにも、勉強させてみたいです。
また、息子たちはサッカーチームに所属しているので、サッカーノートを書かせています。こちらも間接的に読解力の育成に役立っていそうです。
「国語」の解き方をまず知ったほうが良い
前の記事にも書きましたが、私は高校受験まで、国語のテストが全くできませんでした。他の科目は90%以上の点数なのに、国語だけ60%。高校受験も失敗しました。
しかし、高校生になってから、急に国語の点数がよくなり、最終的にはセンター試験で、全科目で最も高い得点を取ることができました。
今思い返してみると、小学生の頃から活字には触れてました。自分で新聞を作ったりしてました。
太平洋戦争に興味があり、関連の書籍を図書館で読みふけっていました。推理小説もよく読んでました。
それなのに、国語の点数は悪かったです。
他の教科の点数は高かったので、文章は読めてたと思います。
国語のテストは、答えはすべて文中にあります。その中から聞かれたことに答えないと点になりません。
もしかすると、文中からではなく、自分の考えを書いていたのかもしれません。だとしたら、もっと別の人生を歩めたかもです。
国語のテストでは、「聞かれたことを、文中から探して、正確に答える」ということを、息子たちには徹底して伝えたいと思います。
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