「タダ株」をご存じでしょうか? 株の購入資金を、値上がりや配当金によって回収し、実質ゼロ円で購入したのと同じになった株のことです。
購入金額に対して毎年5%の配当がある株であれば、20年ホールドすれば、購入金額を全て回収できます。
株主優待がある株であれば、優待の金額も加算すれば、もっと早く回収できます。
吉野屋を16年かけて投資回収
我が家は、「吉野屋」の株を2014年1月からずっとホールドしています。
これまでの15年間、毎年2,000円の配当と、6,000円分の牛丼チケットをもらってきました。
今年中には合計128,000円分、来年2020年もホールドし続ければ、136,000円の配当を実質的に受けとることになります。
当時、134,600円で購入した株ですので、再来年2021年には、実質「タダ」で購入した株となります。吉野屋が将来業績が悪化して廃業してしまっても、損は発生しないので、安心してホールドできます。
吉野屋が存続する限り、毎年実質8,000円程度の配当をいただけます。
ほったらかしに出来るから、儲かる
この他にも、我が家は実質「タダ株」をいくつか保有しています。それらは、長期ホールドによって投資金を配当金で回収してあるので、所有によるリスクはゼロ。今は放置状態です。
値下がりが怖くないので、安心して放置です。投資の最大の敵である「人の心理」が入りません。安定した収入となります。
こういった「タダ株」を、なるべく多く所有したいと考えています。
タダ株の作り方
前述のように、株主優待や配当を長期間受け取ってタダ株を作る方法が一番確実です。
もう一つは、将来的に株価が2倍になりそうな株を、200株(最低取得株数×2以上)買う方法です。
株価が2倍になったら、半分の100株を売却すれば、投資資金を全て回収できます。残りの株はタダ株となり、将来的にどうなろうが関係ありませんので、永久にホールドします。
とはいえ、2倍になる株を誰でも買えるのであれば、苦労はありません。
一番確実なのは、優良な株主優待と配当金を合計して、配当回りが年5%以上の銘柄に投資することです。20年持てば、タダ株になります。
そして、なるべく購入価格が安い株を複数購入するのがお勧めです。10万円以下の株であれば、企業が倒産して株価がゼロになってもダメージは限定的。買いやすい価格の株は、値上がりしやすいです。
配当+優待でタダ株お勧め
ビックカメラやヤマダ電機は、10万円以下で購入できるのでお勧めです。
ビックカメラ
優待券 100株保有で年3,000円分。 (1年以上2年未満継続保有で1,000円、2年以上で2,000円追加)
配当金 2019年8月期予定が年2,000円
1年目は5,000円、2年以上保有すれば、年間7,000円の配当を受けられます。
2019年9月時点で、株価は1,100円ほど。100株で110,000円です。優待と配当の内容が変わらなければ、16年ほどでタダ株となります。
ヤマダ電機
優待割引券 100株保有で年3,000円分。 (1年以上2年未満継続保有で2,000円、2年以上で2,500円分追加)
配当金 なし
1年目で3,000円、2年で5,000円、2年以上で5,500円分の配当を受けられます。ただし、ヤマダ電機の優待は、金券ではなく、1000円分の買い物毎に500円割引となる割引券です。ヤマダ電機はお酒や食品など日用品も販売している店舗が多いので、使いみちには困らないです。
2019年9月時点で、株価は500円ほど。100株で50,000円です。優待と配当の内容が変わらなければ、10年ほどでタダ株となります。
▼▼▼▼
株はSBI証券や楽天証券などの証券会社で購入が可能です。私はSBI証券を利用しています。
コメント