実を言うと、大人になるまでカナヅチでした。30歳を過ぎてからプールで泳ぎ始めて、独学で練習した結果、今は1kmくらいだったら、ゆっくりならクロールで泳ぎきることができます。
2012年ロンドンオリンピックは、水泳は現在メダルラッシュ。クロールを泳ぎたいけど、上手く泳げないという人のために、ちょっとしたクロールのコツを教えます。
楽な姿勢で泳ぐ
水の抵抗を少なくするために、腕をのばし手を頭の上で組んで、無理矢理体をのばしても、抵抗は増すばかりです。
肩の関節が固い人が無理にストリームラインを作ろうとすると、背中が反ってしまって抵抗が大きくなります。足も下がってしまい、いくら蹴っても体を浮かせることにパワーが使われて、前に進みません。
手は組まず、腕は万歳するように前に出し、背中は反るのではなく猫背気味にします。腕も水面と水平ではなく、プールの底の方に向けます。ほら、イルカもどちらかというと、猫背じゃないですか?
すると、頭が沈んで足が上がります、体が水中で水平になるため、水を切るような泳ぎになります。陸上でやってもキツい姿勢を、支えのない水中で保てるわけがありません。
楽な姿勢で泳ぐのが、クロールの第一のコツです。
バタ足を頑張らない
クロールでバタ足を頑張っても、そんなに進みません。けのびをして、バタ足だけで泳いでみてください。労力の割には進まないことに気がつくはずです。
長くゆっくり泳ぐためには、足は足が沈まないように、姿勢制御するためだけに軽く蹴ります。腿は動かさず、膝から先だけをスナップを効かせて蹴ります。右足を一回蹴ったら、右腕を掻く。左足を一回蹴ったら、左腕を掻く。1ストローク2ビートが、一番効率のよい泳ぎ方です。
バタ足ではなく、腕で進むことが、長い時間ゆっくりクロールで泳ぐコツです。
けのびを入れる
平泳ぎは足で蹴った後、体が伸びて「けのび」と同じフォームになります。この時が一番進みます。クロールでも、腕を掻いて、前方に戻すまで、もう片方の腕は前方にのばしたままで待っています。すると、けのびと同じような姿勢になります。
片方の腕を掻いている間に、もう片方の腕も掻いてしまうと、けのびのフォームがないため、抵抗になってしまいます。
けのびの時間を増やすことが、スムーズなクロールのコツです。
クロール息継ぎのコツ
息継ぎは体のバランスが崩れやすいです。前述したように、息継ぎの時もけのびを意識します。クロールで、右側で息継ぎするときは、右腕を前方に戻すまでは、左腕はのばしたままです。息継ぎで慌てて左腕を掻いてしまうと、抵抗になってしまうだけでなく、体のフォームも崩れてしまいます。
頭はむやみに上げず、水面ギリギリで息を吸います。息継ぎなしのフォームから、なるべく逸脱しないように心がけましょう。
ちなみに、息継ぎをする前に、息は水中で吐いておきましょう。水面で息を吐いて吸っていては時間がかかります。また、肺に空気が貯まっていると、上体が浮いて足が下がってしまい、体の水平を保てません。
体の水平を意識する
上半身が浮いてしまうと、足が下がります。この体勢でいくら掻いても蹴っても、体を浮かせることにパワーが取られてしまって、前に進みません。重心はなるべく前に置くことを意識します。
肺に空気を入れない。掻いた腕はなるべく早く前に出す。猫背を意識する。などの意識が、楽に体を水平にすることができます。
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暑い日は屋外スポーツはキツいですが、プールなら体温の上昇が少なく、楽に運動できます。遠泳は全身運動&有酸素運動で、体の負担も小さいです。ぜひ、クロールで優雅に泳ぐことをチャレンジしてみてください!
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