つくばマラソンに出場してきました。実家から近いこともあり、毎年参加しているレースです。
今年もサブスリー狙い。序盤から上手くペースをつかめて、32kmまではイーブンで順調に走れたのですが、その後ペースが落ちてしまい、サブスリーは達成できませんでした。
それでもタイムは3:01’04(ネット)。去年の同レースのタイムを3’44伸ばして、プライベートベストを達成できました。
つくばマラソンに向けてのトレーニング
7月の富士登山競走まで坂道をメインにかなり追い込んできて、そのまま上手くトレーニングをつなげてこれました。9月からは苦手な10km全力走と20kmロング走を毎週実施し、スピード持久力の向上を図りました。
特に10km全力走の効果は大きく、LT値(乳酸閾値)が向上したのではと思います。
二日前の最終調整で、2kmを感覚で走ってみたら、4’10-16でした。そこそこペースは上げれそう。気温が下がってきたおかげで、心肺への負担が減ったこともありそうです。
頑張ってスピード上げてしまうと、乳酸が発生して、25kmくらいで足が売り切れてしまいます。いかに乳酸を発生させずに40km近くまで走れるかが、マラソンの肝です。
その日の気温が高くなると、乳酸が出やすくなるので、その日、その時間の状況に応じて、スピードを感覚でコントロールしていく必要があります
昨年も同レースでは、前半から余裕を持って入れたことで、後半の粘りにつながってプライベートベストを更新できました。
今年もなるべく頑張らないペースで入ろうと考えていました。
スタート前
実家から車で送迎してもらい、7:40に会場に到着。すぐにトイレに並んで用を済ませ(10分ほど並びました)、8:00くらいから日の当たる場所に陣取って、準備をしました。
気温が6℃とかなり寒かったので、ゴミ袋をかぶりました。手袋はなしで。
ウェアはこんな感じ。タンクトップにゲーター。
8:20くらいに荷造りをして、荷物預けへ。100円かかるので、小銭を忘れずに。
そのまま、野球場の脇を通ってスタート地点へ。途中駐車場があって、割と空いてたので、ストレッチや軽いジョグを行いました。
8:40にBゾーンへ。すでに多くの人が待っていましたが、まあまあ前の方を陣取れたと思います。
ゴミ袋はスタート直前に脱いで、ゴミ箱に捨てました。
スタートロスは45秒。特に緊張はせず、すんなりスタートできました。
スタート〜10km
スタート直後は大渋滞。しかし、ここでのんびりしてしまうと、ズルズルラップが落ちてしまいます。積極的に前に出て、4’15/kmペースの集団を探します。
西大通りに出て道幅が広くなったあたりから、周りのランナーとペースが同期。この区間は向かい風だったので、集団に入って走りました。
集団に入るとペース維持は楽なのですが、給水が大混雑して、タイムをロスることが結構ありました。どう対処するかは今後の課題です。
序盤の給水はすべて取りました。日差しが強くなってきたので、2杯取りたかったところですが、給水が混んでたこともあり、一杯だけの時も。これが後半響いたかな。
10kmのラップが42’32と、ほぼサブスリーペース。リラックスして走れてます。このペースのまま30kmまで行きたいと考えました。
10km〜30km
コースは次第に南へ。追い風になるかなと思ったら、こちらも向かい風のような。西北西から北西の横風が吹いていたようです。
中間点のラップは1:29’25 僅かですが30秒ほど貯金ができています。このまま走れれば、30kmで1分ほどの貯金ができる計算です。
キロ表示を通過するたびに、腕振りを後ろに大きく振って、腰を上げました。
25-30kmのアップダウンは、30km過ぎからと勘違いしていて、あまり気になりませんでした。
研究学園駅近くの折返しもスムーズに。30kmを過ぎても足は健在。貯金は45秒。
この辺から「サブスリー、もしかしたら行けるかも」と思うようになりました。
30-35km
32kmすぎまで順調。ところが、ラップが4’18/kmに落ちました。「あ、ちょっとペースアップしないとな」と思い、ペースを上げてしまったのです。これが判断ミス。
すると、急に体全体が重くなってしまいました。体はギリギリだったのです。
しかも、コースは北上で向かい風。ペースは落ちて当然だったのに。
あのとき、ペースを無理して上げなければ、もう2-3km粘れたかもしれません。
これまでは、スムーズに走ってこれたのに、頑張らないとペースを維持できなくなってしまいました。
35kmまでは4’15/kmで粘れましたが、その後は一気にペースダウン。残り3kmくらいなら頑張れますが、まだ7kmもあります。
しかし、今頑張らなくてどこで頑張るんだと自分に言い聞かせて、腕振り主導で粘りました。
35km〜ゴール
残り5km過ぎても4’20台で頑張ったのですが、大学の構内へ入り、「残り3km」の表示を通過した際に時計を見たら、2:48’00でした。あと3kmを12分は無理だと思い、心が折れてしまいました。最後の折返しで失速。
40km地点の給水で2杯飲みました。脱水もしていたようです。ゴール後にもらったスポーツ飲料は競技場内で飲み干してしまいました。ペース重視で給水を飛ばしたツケも、あったようです。
歩いてゆっくり給水し、走り出したらちょっと体が軽くなりました。短時間でしたが休憩したことで、リフレッシュできたようです。サブスリーはだめでしたが、プライベートベスト更新は残っています。
ラスト1kmにある通称「ソアラ坂」はきつかった。3時間1分は切れるかなと頑張りましたが、わずかに及ばず。
3:01’04でフィニッシュ!
ゴール後
昨年のレースはラストかなり追い込んだせいか、ゴール後足が攣ってしまい、移動もままならない状況でした。今年は最後失速してしまったので、ダメージはさほどなく、スムーズに荷物預け所へ。
参加賞のお菓子もいただき、ゆっくり着替え。地元の友人と落ち合い、会場でビールを購入して、反省会。
その後つくばエクスプレスと新幹線を乗り継ぎ、17時過ぎに静岡に到着しました。
レースの反省
後半失速してしまいましたが、35kmまではサブスリーペースで走ることができました。過去の何度かサブスリーペースで突っ込んだ際は、25kmくらいからペースダウンしているので、10km持久力が伸びています。
おそらく、これまで苦手で避けていた、10km全力走と20kmロング走が効いたのでしょう。9月-10月の暑い時期から行ったことで、脚力だけでなく心肺能力も鍛えられたのだと思います。1000mインターバルのタイムも伸びています。
冬は強度を上げられます。距離を伸ばすなど、怪我のない範囲で負荷を上げることで、さらに走力を上げられる自信がわいてきました。冬は怪我しやすいので、慎重にトレーニングする必要はあると思いますが。
そして、後半は無理にペースを上げず、頑張らないことが大切。ゴールまでずっとイーブンが理想です。貯金があるのであれば切り崩し、できるだけ失速を先延ばしする。
残り3kmまで持っていけてば、あとは気力で粘れるので。我慢が大切だと感じました。
次レースに向けて
まずはしっかり休みたいと思います。そして、2週間後の「袋井クラウンメロンマラソン」に向けて、準備をしていきたいと思います。
クラウンメロンマラソンは初参加です。春の掛川新茶マラソンに匹敵するほどアップダウンがキツイと聞いています。
サブスリーは難しそうですが、今回のつくばがレース直前のロング走となって、つくばで感じた「頑張らない走り」を再び実践できれば、良い結果が出るような予感がします。
最後になりましたが、つくばマラソンの大会関係者、ボランティアのみなさん、沿道の応援、そして、共にゴールを目指したすべてのランナーに感謝します。PBやった!