わからないことはまずGoogleで検索してみるというのが、習慣になっています。一日に何度も検索しているはずです。
検索で出くわしたページが、個人ブログの何気ない一ページなら特に違和感なく読めるのですが、そのテーマに特化した作り込んだサイトのページだと、なんとなく違和感があって、スルーしたり、運営元を確認することが多くなっています。
みなさんも、そんな経験ありませんか?
運営者の素性が分からないことが多く不安
テーマ特化サイトは、必要な情報を整理して、分かりやすく提供しているように見えます。そのテーマについての専門家が運営されているサイトもありますが、どこの誰が運営しているのか良くわからないサイトが多いのも事実です。
特に病気や健康について検索すると、他のサイトの情報をかき集めて作ったようなサイトが結構出てきます。そういうサイトは、運営者の素性が記載されていないことが多いです。
テーマについて整理されていて、一見、わかりやすそうに見えます。しかし、内容を読んでみると、どこか他のサイトで読んだような内容ばかり。おそらくアフィリエイトやアドセンス収入狙いのサイトでしょう。
日々のライフスタイルが見えるブログは信用できる
以前はそういうサイトの情報も参考にしていたことがあるのですが、昨年末の、キュレーションサイト問題が明るみになってから、最近は疑ってかかるようにしています。
一方で個人のブログについては、信用できる場合が多いと感じています。個人ブログの記事は「体験談」だからです。事実ベースの記事は、信用しやすいです。
個人ブログでは、不確実な情報や、間違っている情報が多いと、誰も読んでくれないどころか、ブロガー自身の信用が下がってしまうため、なるべく内容に気をつけているはずです。
もちろん、ちゃんとした人がしっかり更新しているテーマ特化サイトもたくさんあります。運営者のプロフィールを掲載したり、更新履歴をつけて、常にメンテナンスしていることをアピールすると、読者が安心するでしょう。
ガッチリサイトより、サラッと一ページで
サイトとページSEOに強いのはどちら議論は、昔から続いています。Googleのアルゴリズムのさじ加減で、行ったり来たりしています。最近は、ページが強いと感じています。
Googleはサイトではなく、ページ単位でオーソリティを判別するようになっています。時代はサイトではなくページなのです。ヤフーカテゴリーの終了も少なからずその影響を受けているように感じます。
分かりやすい記事だと思います。メディアがマイクロ化されて、求められるものはサイトではなく、その中の記事なんですね。/
ヤフーカテゴリー終了から見える、検索エンジンとネット集客の現在 https://t.co/2oA0XRv46m @kankichiさんから— Yahoo!カテゴリ (@YahooCategoryJP) 2017年7月7日
アルゴリズムに人工知能が導入されて、人々の検索行動を学習しています。また、Googleはモバイルファーストインデックスを予告しています。この2つが今後のSEOの主役になっていきます。
Googleは、デバイスに応じて、検索する人々の好みに合わせた検索順位をはじき出します。スマートフォンだと、ページを遷移するよりも、一ページに内容が網羅されているほうが読みやすいです。また、特定テーマでガッツリ作ったサイトよりも、個人ブログのサラッとした記事の方が、スマートフォンでは好まれることもありそうです。
もちろん、PCでじっくり読んで学びたいという人もいます。そういう人にはテーマ特化サイトの記事が上位に来るようになるはずです。検索結果は、ユーザーごとに更にカスタマイズされていくでしょう。
私は「テーマに特化して作り込んだサイトより、個人のブログの方が信用できる」と感じていますが、逆の考えの方もいるでしょう。
何が良い悪いではなく、自分が想定した読者とニーズに対して、対応できているかが重要です。