AmazonのKindleストア内に「KDPでブログを本にしよう」というページが公開されています。
Kindleダイレクト・パブリッシングが、「ブログ記事を編集して電子書籍を作る」ことを、推進しようという狙いの表れです。
うまく活用すれば、新たなブログマネタイズの形が作れますよ。
なぜブログ×Kindleなのか?
Kindleダイレクト・パブリッシングがブログ記事のKindle本化を推進する理由は、ズバリブログ本が「売れる」からだと推測します。
なぜ売れるかというと、
- ブログの読者が買ってくれる
- 質の高いブログ記事を編集して作っている
からです。ブログ記事を編集して出版する方法は、理にかなっています。
ブログの読者が買ってくれる
誰でもKindleストアで電子書籍を出版することができます。電子書籍を作る方法は整備されていて、MSワードが使えるくらいのスキルがあれば、誰でもすぐに作れます。
しかし、Kindleストアに電子書籍を並べることができても、売れるかどうかは別問題です。Kindleストアは本を置いてくれるだけで、積極的に売ってくれるわけではありません。Kindle本は、まずは著者が自力で売るしかないのです。
Kindle本はネット上でしか買えません。よって、プロモーションはネットで行なうしかありません。そこで有効なのが、ブログやソーシャルメディアです。
ブログ記事を編集して電子書籍を作る人は、必ずブログを運営しています。ソーシャルメディアを活用している人も多いでしょう。ブログに読者がいれば、一定数の方が電子書籍を購入してくれます。ソーシャルメディアの口コミも期待できます。
つまり、ブロガーは自力で売れる販路を持っているのです。
読者がいないと売れない
ブログを運営しているといっても、読者がいないと電子書籍は売れません。読者というのは、定期的にブログを読みに来てくれる人です。いくらページビュー数が多くても、多くが検索エンジンからの流入だと、なかなか買ってくれないでしょう。
電子書籍のコンセプトも大切です。電子書籍を読む人は、ネットに精通しています。女性よりは男性が利用者が多いでしょう(皮膚感覚で。ソース調査中)。電子書籍に合うテーマを考えましょう。
売れない電子書籍の末路
出版直後に頑張って売れば、Kindleの新刊ランキングや、ジャンル別のランキングで上位に上がってきます。すると、ランキングで書籍を探しているユーザーの目に止まり、さらに売れるようになります。たくさん売る方法は「売る」しかないのです。
本気で売りたいのであれば、知り合いにAmazonのギフトカードを送付して、買ってもらえば良いでしょう。別に悪いことではありません。商業出版でも、著者が自著を購入しながら書店を回ることは有効な方法です。
出版直後に突き抜けなれないと、もう売れません。順位は沈み、よほどのことがないと、浮上することはありません。Kindle本は電子データなので、商業出版とは異なり、書棚から撤去されることはないので、再びチャンスがやってくる可能性はゼロではありませんが、難しいでしょう。新刊プレミアがあるうちに売ってしまうのが吉です。
ブログを頑張れば、道は拓ける
ブログ記事を電子書籍にする場合、多くの読者がいるブログを運営していることは、電子書籍の販売を強く後押ししてくれます。電子書籍に限らず、商業出版でも、他のビジネスでも大きなアドバンテージになります。
まずはブログから頑張ってみることを、お勧めします。
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