先日、ふとこんなツイートをしたら、多くの方からいいねやリツイートを頂きました。
念のため言っておくけど、ミニサイト、ブログなどアフィリエイトやアドセンス頼りのビジネスは、ストックビジネスではない。完全なフロービジネス。検索アルゴリズム変更、広告主の撤退、アカウント凍結。いつひっくり返るかわからない。
— かん吉@人気ブロガー本【三刷】 (@kankichi) 2017年1月12日
反応が多いということは、ほとんどの方が、アフィリエイトを「ストック収入」と認識しているのでしょう。びっくりしました。
アフィリエイト業界で十数年やってきましたが、ストックビジネスだと思ったことはありません。アフィリエイトは、フロービジネスです。安心して夜も眠れません。
ストックビジネスとは?
大竹啓裕さんの著書ストックビジネスの教科書によれば、ストックビジネスの定義とは、
- 売ることができる
- 継続的にお金が入る
とされています。不動産投資や、コインランドリー運営、会員制のフィットネスクラブなどもストックビジネスに入ります。
この定義を元に、アフィリエイトを分析してみましょう。
売ることができる
Webサイトは売買されていますので、自分で作ったサイトを売却することは可能です。収益額が高ければ、その分高い値段で売ることができます。
しかし、個人ブログのように、ブロガー自身の魅力が集客源である場合は売却は難しいです。そう、ストックビジネスは属人化してはいけないのです。
ニュースメディアや、ジャンルに特化したアフィリエイトサイトなど、サイト内の情報が集客源であり、管理者が変わっても運営が続けられるサイトなら売却は可能でしょう。
継続的にお金が入る
アフィリエイトで継続的にお金を得るためには、多くの集客と良い広告が必要です。アフィリエイト収入=読者数×単価でほぼ決まります。
アフィリエイトの場合、集客にお金をかけられないので、SEOが主な集客方法となります。検索エンジンの順位は、常に変動します。特に収益性が高いキーワードだと、競争が激しいです。上位表示が永遠に続く保証はありません。
広告主が提携を打ち切ったり、撤退してしまうケースもよくあります。Googleアドセンスは比較的安定していますが、ポリシーが厳しく、ちょっとしたミスでも広告停止やアカウント削除される可能性があるため、注意が必要です。
「ストック的なビジネス」としてのアフィリエイト
利益の継続性が不安定なアフィリエイトは、残念ながらストックビジネスではありません。フロービジネスです。いつ収益が途切れるかわかりません。最初は夜に起き出しては、検索順位を確認していました。
しかし、ストック的な部分を強化することで、「ストック的なビジネス」にすることは可能です。
例えば、ブログやWebサイトのページビューが増えてきたら、読者に対して、有料メルマガやnoteを発行すれば、月々継続した収益が得られます。最初は少ないかもしれませんが、長く続ければ、少しずつ収益は増えていきます。
Webサイト運営の経験やスキルを利用して、お店や企業のサイトの運営代行を請け負っても良いでしょう。月1万円でコンテンツのアップや修正、サーバーの管理といった実作業から、コンサルティングも行います。数を増やしていけば、そこそこのストックとなります。
フローで得たものを、ストックへ誘導していく意識を、常に持っておくことが大切です。
追記
コンサルで定期収入があれば、かなりストックに近いストック的ですね。うらやましい^^ #ストック的 https://t.co/KaxdoEGawf
— かん吉@人気ブロガー本【三刷】 (@kankichi) 2017年2月3日
ストック、ストック的なビジネスの情報が集まってきています。ぜひ面白いストック的ビジネスの話を教えてください! #ストック的 のハッシュタグを付けてくれると、嬉しいです。 @kankichiまで!
コメント