カルト的人気ロックバンドから学ぶ、ブログ運営術

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「フリー戦略」、「ソーシャルマーケティング」といった言葉が、最新のマーケティング理論として業界を飛び交っています。そんなこと40年くらい前からすでにやってたよ!というお話。

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

ロックバンドグレイトフル・デッドは、メールもツイッターもない時代から、最新のソーシャルマーケティングを見事に実践していました。ブログ運営に応用しながら、彼らの方法を紹介します。

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自分の存在を最大限に広める方法を選択する

ファンにライブの録音を許したことが、グレイトフル・デッドの音楽に人々が触れる機会を増やし、新たなファンの獲得と売り上げの増加につながった

via: P190

ブログも読んでくれるファンが居ないと、成長しません。「自分のために書いてる」という方も、未来の自分は他人同然であることを、後に知るでしょう。読む人を喜ばせるサービス精神が、ブログの成長には不可欠です。

アフィリエイト広告が目立つブログは敬遠されがちです。グレイトフル・デッドがライブ中の録音とファン同士のテープの交換を許したように、ブログからの収益は期待せず、自分が書いた文章が、口コミで拡大していくことを第一に考えたいです。

間接的な収益源を持つ

ほかのバンドのようにアルバムを販売することではなく、ライブから収益を得ることに全力を注いだのである。また、そうすることで、他のバンドとはまったく異なる「ファン体験」を創り上げた。

via: P59

とはいえ、ブログを更新し続けるには、ある程度の見返りがないと、続かない面もあります。グレイトフル・デッドは自分達が開催するライブを収益源と考えていました。フリーで曲を配布することは、ライブにきてもらうための布石だったのです。

ブログで直接収益化するのではなくて、セミナーを開催したり、書籍を出版したり、運営するショッピングサイトへ誘導するなど、ブログを別のビジネスの集客に利用する考え方もあります。アフィリエイトでセコセコ稼ぐより、大きな果実を得ることができるかもしれません。

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自分をさらけ出す

顧客や提携先、従業員は、偽りのなさや透明性を従来よりも評価するようになっている。

それは、ソーシャルネットワーク時代に育った若い世代が成長し、消費者となり、働くようになったからだ

via: P93

ソーシャル時代を迎えて、より透明性が求められるようになりました。最近のステマ騒動から、これからは誠実でオープンな行動がすべてであることを実感しました。当ブログでもプロフィールページを刷新し、最近増えてきた献本などについては情報を開示しています。

ブログを成長させるには、強めの主張を含む記事をポストして、チャレンジしていく必要があります。時には失敗することもあるでしょう。その時は素直に反省しなければなりません。それも、日頃から誠実でオープンな姿勢があって伝わるものだと思います。リスクを取っていく担保は、過去の蓄積しかありません。

冒険の旅へ誘導する

なぜかというと、自分が愛すること、本当にやりたいことをやっていうほうが、すばらしい仕事をする可能性がはるかに高いからだ。

情熱があれば、それが自分の燃料となって、疲れた同業者たちが乗り越えられない壁を飛び越えられる

via: P254

有名人のブログならともかく、朝起きて夜寝た、といった記事が続くブログを読みたいとは思いません。ブログの方向性・ミッションを定めて、ミッションに沿った記事をポストしていきましょう。ブログに自然とストーリーやコンテキスト(文脈)が生まれ、ブログの個性となります。

他人の目を気にしすぎて、八方美人的で、つかみどころのないブログでは、人を魅了することはできません。美句美麗を並べても、人の心には届きません。まずは、自分が本当に好きなことを見つけることです。好きなことを真剣に取り組む姿は、人々を惹きつけます。

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新しい技術を取り入れる

グレイトフル・デッドのライブでは、最新の技術こそが常に重要な要素だった。

例えば、1980年代には3万ドルもする高調波分析器をライブ機材として使用したが、それはもともとNASAが金属の空気力学的な強さを調べるために開発したものだった

via: P111

ブログの質を上げるために、お金を出せば手に入るものは、積極的に投資をしましょう。例えば、ブログで利用する写真のクオリティを上げたければ、一番レフカメラを購入したり、カメラ教室で構図を学べば良いのです。自動でスペルチェックをしてくれるワープロソフトや、出先でちょっとした気付きをメモするためのスマートフォンなども便利です。

ファンを大切にする

コミュニティこそが、自分たちが何者であるかを決める。企業は自分たちの考えを顧客に押し付けることはできない。

via: P148

ある程度ファンが付いてきたら、ファン同士が交流できるような場をつくると良いでしょう。ファン同士は同じような方向性を持っている方が多く、仲良くなりやすいです。グレイトフル・テッドは、自分達のあるべき姿を、ファンのコミュニティにゆだねたといいます。ブログも読み手が喜ぶ記事を意識することで、形作られていくものだと思います。

当ブログも読み手の反応を見ながら、読み手が喜ぶだろう記事を意識して更新し続けてきました。今では多くのフォロアーさんがいるので、いつかオフ会を開催してみたいなと思っています。同じような考え方を持つ人たちが集まって話せたら、きっと楽しいはずです。

今日のわかった

常に人に『見られている』ということが、いかに仕事に効果をもたらすか。

見られていることで、1%に可能性に賭けてみようと思うし、そこに物語が生まれ、共感が生まれる。そして1%が2%になるかもしれない…。

糸井重里さんの寄稿の中に、こんなことが書いてありました。すごく共感できます。私は読んでくれる人がいるから、ブログを更新しているのです。

読書2012
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