複数ブログ戦略は効果的か?

My Domain
My Domain / sarniebill1

一つのブログに絞って更新したほうが、記事数が早く増えるので、ブログの成長は早くなります。とはいえ、ブログには当たり、ハズレがあるので、当たらないブログをいくら更新しても、成長は限定的になってしまいます。

すこし前までは、コンセプトやジャンルごとにブログを分けて、複数のブログを運営する方法が有効と言われていたこともありました。しかし、今では古いやり方です。


SEO Myths / Search Engine People Blog

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複数ブログの目的はSEO

ジャンルごとに複数のブログを運営するメリットは、ズバリSEO対策になるからです。検索エンジンからの集客は大きいです。ジャンルごとに細分化したブログを複数立ち上げることで、効率よくSEO対策をすることが可能です。

トマトの園芸方法を調べるのに、「野菜の園芸」よりも「トマト専門園芸」というブログの方が、信用できるのと同じです。ブログを専門化することで、検索エンジンはブログの評価を上げてくれます。

しかし、大量のブログを生成するコンテンツファーム的な手口が増えてくると、検索エンジンも対策をせざるを得ず、複数ブログの有効性は低下していくでしょう。


Auckland Domain 56. Tarmac – Auckland Museum, 2011 / Daniel Ngu

ソーシャル時代は一人一ブログ

ちょっと前までは、ブログの集客は検索エンジンがメインでした。今はツイッターやFacebookといったソーシャルメディアからの流入が期待できるため、何が何でもSEOという流れは少しずつ変わってきています。検索エンジンもソーシャルデータをランキングの計算に利用し始めているので、これからはソーシャルメディアを意識したブログ運営が重要になってくるでしょう。

ソーシャルメディアでは、情報の質や量はあまり重要ではありません。「誰が情報を発信しているか」が大切になります。ただ単にブログを更新するのではなくて、ブログの更新によって、書き手の信用を蓄積していく、つまり「ファン・リピーター」と呼ばれる存在を増やしていく努力が必要になります。つまり、セルフブランディングです。

複数ブログは話題が分散されてしまうため、セルフブランディングには不向きです。例えば趣味のジョギングとフィギュア作りを別々にせず、一つのブログで公開することで、「この人アスリートなのに、フィギュア作りの趣味があるんだ」というギャップが、書き手の個性を際立たせることに繋がるのです。


Obesity / LaNotizia

自分に合うブログ名・ドメインへ変更

長く続けていく個人ブログは、独自ドメインとWordpressのようなインストール型のブログシステムで運営することをお勧めします。無料ブログが急にサービスを終了してしまうという根本的なリスクを回避できるだけでなく、運用上便利なことがあるからです。

それは、ドメインを変更するときに、旧⇒新ドメインへリダイレクト設定をすることで、元々のドメインが持っていた被リンクなどSEO的な情報を引き継げるからです。無料ブログだと不可能です。

ブログのコンセプトが合わなくなって、ブログ名を変更する場合があります。その際、ドメイン名も変えたいというのが人情でしょう。ブログ名とドメイン名はある程度合っていないと、違和感を感じてしまいます。

これからの時代は、ブログは一つに絞るほうが良いでしょう。もし、ブログコンセプトを変更したいのであれば、ブログ名とドメイン名を変更して、リダイレクト設定でそれまでの資産は引き継いで、渡り歩いていく方法が理想でしょう。


Auckland Domain 29. Wintergardens, 2010 / Daniel Ngu

ブログは自分の分身

運営を始めて最初の1-2年くらいは、記事をポストしながら、ブログのコンセプトを作っていきます。ブログ名とドメインをコンセプトに合わせて調整していきます。ブログのコンセプトは、自分自身の総意を示したものに収束していきます。ブログは、自分の分身なのです。

自分が一番気持ちよく記事をポストできるような、ブログ・コンセプトと、それを外部に表現する「ブログ名」「ドメイン名」を、常に考え続けましょう。自分自身を見つめなおすことで、ブログに語るべきことが湧き出てくるはずです。

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