Red Moleskine on DODOcase / Khurt
毎日ブログを更新して、ペーパーレス・クラウド化が完了して、さらにiPhone4Sを予約中の今、新たな欲求が生まれてきました。
「究極の手帳」の実現です。
自分が興味を持った記事、ちょっとしたメモ書き、ブログやソーシャルメディアの書き込みをすべて一箇所にまとめておいて、後で「あれなんだっけ?」と思ったときに、すぐに調べられる「究極の手帳」が手に入りそうです。
ペーパーレス化の先にあるもの
我が家はペーパーレス化と、データのクラウド化を進めてきました。名刺や伝票といった情報が重要で紙で保存しておく必要のないものは、ScanSnap S1300を利用してエバーノートに保存しています。書籍は電子化をして、無料ネットストレージSugarSyncに入っています。
作業ファイルも無料ネットストレージのDropboxへ。画像と動画はEye-Fiで直接Flickrへ。メールやスケジューラー等はGoogleのサービスに集約しました。レッツノートは端末機として使っている状態です。
こうなってくると、次のステップへ進みたくなってきます。ブログやツイッター、フェイスブック上の書き込みや、日頃のメモ、見聞きしたものをすべてエバーノートに集約して管理する「究極の手帳」のエコシステムの構築です。
Relaxing Vancouver Style / keepitsurreal
物忘れから開放される
昔から、メモとスケジュールは一箇所にまとめることを意識してきました。一冊の手帳を用意して、常に持ち歩くように心がけていました。ところが、手帳だとどうしても持ち歩けない時が出てきてしまいます。
いつも持ち歩く財布の中に、メモ用紙と小さなペンを入れておいたり、携帯電話から自宅へメモメールを送ったりもしました。しかし、これでは情報が分散してしまいます。いつ、どこからでも書き込みできて、情報を一箇所にまとめられる方法を以前からずっと探していました。
iPhoneとエバーノートの組み合わせが真打のようです。エバーノートは年初からPC上で「ブログの下書きエディタ」として利用を始めていました。当初はよくフリーズしていて、どうかな?と思っていたのですが、ここ数ヶ月は動作が安定してきました。これなら、メインのツールとして利用できそうです。
tri flow / tiffa130
フローをストックへ
最近はソーシャルメディアを色々利用していて、日頃から色々書き込んでいます。ところが、ソーシャル・ストリームと呼ばれるように、ソーシャルメディア上に書き込んだ情報は、どんどん流れていってしまいます。「あれ、なんだっけ?」と思っても、探すのに苦労します。
自分がアウトプットした情報はすべて、フローせずに、エバーノートにストックしていきたいと考えるようになりました。エバーノートの中においておけば、いつどこでも、PCかiPhoneがあれば検索できます。「えーと、あれは」と思ったら、すぐにエバーノートにアクセスすれば、大抵のことは見つかるようにできます。すばらしいです。
とはいえ、エバーノートに保存する作業に時間を取られてしまうと、本末転倒です。記憶はエバーノートに任せて、クリエイティブな作業に集中できることが、「究極の手帳」の本来の利点なはずです。自動的にエバーノートにストックしていく仕組みを整えていきます。
Evernote / Johan Larsson
「究極の手帳」から「ライフログ」へ
「究極の手帳」とは、突き詰めれば「ライフログ」のことです。見聞きするもの、自分が考えたこと、発した言葉をすべてを記録しておければ、素晴らしいことが実現できるでしょう。健康維持や治療、学習の効率は飛躍的に向上するはずです。そして、1人の人間の記憶を永久に保存することで、子孫達へ生きるノウハウを伝承できます。
ただし、現段階ではそれらを効率的に実践できるツールが揃っていません。膨大なデータの中から重要な部分だけ抽出する機能の開発が必要です。画像・動画からの文字抽出、位置情報との紐付け、ソーシャルメディア上での書き込みとの同期を加えた、検索アルゴリズムが必要でしょう。
これってまさに、Googleが目指している新しい時代の検索エンジンの姿のような気が…。人間の脳にかなり近いものになりそうです。つまり、「究極の手帳」とは、「外部の脳」と呼べるものに限りなく近づいていくでしょう。
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