ブログ記事の中で、ある程度ボリュームがあるテーマをスピンアウトして、ミニサイトを作る方法を推奨してきました。そのほうがSEOもしやすく、収益化しやすいからです。
しかし、SEOがハマらないとページビューが伸びず、労力の割に収益が出ないこともあります。年々競争が激化して、リスクが大きくなっています。
だったら、電子書籍にして販売したほうが、効率よく収益化できるのではないか? というお話です。
商品か、知識か
とはいえ、すべてのテーマが電子書籍に向いているわけではありません。
特定の「商品」の紹介に特化する場合は、ミニサイトの方が収益化しやすいです。商品名をキーワードにしてSEOすれば、商品に興味のある人が集まってくるので、商品購入のコンバージョンが高くなるからです。
一方、マラソンの練習法のような、「知識」を紹介したい場合、そのソリューションとして商品購入に結び付け、アフィリエイト収入を得られれば良いですが、難しい場合が多いです。アドセンスは、ページビュー数が多くないと収益は限定的です。
電子書籍の収益性の高さ
Kindle出版の場合、KDPセレクトとい、Kindle独占出版を契約すると、印税が70%になります。あと消費税が8%と、データ通信料が1MBあたり1円かかります。1MBの電子書籍を最低金額250円で販売すると、1冊辺りの収益は、250÷1.08×0.7-1=161円です。
同じ収益をアフィリエイトで得ようとすると、料率1%の楽天市場だと16,100円、料率5%のAmazonだと3,220円、3%だと5,367円の商品を売る必要があります。なかなかハードルが高いです。
マルチメディア戦略
ミニサイトは上手くハマれば大きな収益を上げることができます。しかし、ミニサイトは集客をSEOに頼る傾向にあるので、検索順位の変動で収益が大きく振れます。
収益を安定するには、収益源を複数持つのが王道です。コンテンツをブログ、ミニサイト、電子書籍、そして最近はnoteなどのコンテンツプラットフォームを利用して、手を変え品を変えてさまざまなチャネルで収益化できます。
リーチ力をつけておく
ミニサイト&SEOで収益を上げるには、基本的にひっそりやるのが一番です。なぜなら、収益キーワードがバレてしまうと、ライバルが参入してきてしまうからです。
一方、電子書籍やnoteで収益化するには、ブログやソーシャルメディアでリピーターを増やして、リーチ力をつけておく必要があります。影響力ともいえますね。最初は自力で集客できないと、無人島でポエムを売るような状況と同じです。
これからの時代は、何をやるにしろ、リーチ力をつけておくことが、新たなチャレンジをする上で、大きな力となるのです。
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