「お客様の声」を集めることで、驚異的な売上げアップを達成して、極貧会社が奇跡の復活を遂げる…。
九州の門司港にある、干物屋さんの実話を元に、お客様の声を有効活用する方法が詳しく説明されています。
私もこの本の内容を元に、運営しているサービスに「お客様の声」を集めたページを作ってしまいました。
売れた!売れた!「お客様の声」で売れました!―極貧会社を激変させた「魔法のシート」活用法
お客様からのクレームや、アンケート結果を元に、商品やサービスを改善していく内容の本はこれまで何冊か読んできましたが、本書では、クレームやアンケートの収集は必要ないとバッサリ切り捨てていています。
クレームを積極的に集めて、商品やサービスを改善していくことも大切な経営活動なのですが、その前に、お客様との楽しいコミュニケーションを高めることを目的としています。
確かにクレームも大切です。しかし、土壌が整っていないうちから「クレームを積極的に集める」姿勢を出すと、大抵の会社は具合が悪くなります。
とくに、元々会社の調子が悪くて、社内の士気が上がらない状態では、クレームが増加することは、息の根を止めるようなものです。
まずは、自社を応援してくれる「お客様の声」だけを集めることを、本書では推奨しています。商品パンフレットに掲載することで、商品の説得力が上がり、売れやすくなるほか、クチコミの増加、ブランド力の強化、社員のモチベーションが上がり、取引先からの信頼度も向上…。
そして、なんと言っても一番のメリットは「自社の強み、独自のウリ」を、お客様の声を通じて知ることができること。
自分の会社の「独自のウリ」を発見するには、お客様の声を分析するのが一番の近道なのです。
繰り返しになりますが、商売の秘訣は、「それを求めている人に、わかりやすい言葉で伝える」ことだといわれています。きわめて重要だと思います。
売上げアップに直結して、社員のモチベーションアップを図れる。さらにお客様といい関係を築く上で絶大な効果を発揮する「お客様の声」を、集めたくなりませんか?
でも、いきなり集めようとしてもダメです。調査用紙のフォーマットや依頼する文章を間違えると、必ず失敗するそうです。
本書には、お奨めの基本フォーマットと、各部、文章について詳しい説明がありますので、その通りに調査用紙を作成すれば、誰でも効率的にお客様を集めることができると思います。
冒頭で述べたように、私も、運営ウェブサービスで「ユーザーさんの声」を集めて公開しています。確かにモチベーションが上がりますし、ウチのサービスの隠れた「ウリ」をいくつか発見することが出来ました。
参考になればと思います。
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