本書「ウェブで儲ける人と損する人の法則」は、ウェブ上での商売に興味のあるすべての方にお奨めします。
ウェブで商売している身としては、これ以上ライバルが増えるのは困るんですけどね(冗談です)。
この本に書かれている、「超現実的なネットの活用方法」を知った上で、我々に何ができるのか? これからが本当の勝負の始まりとなりそうです。
ネットを支配しているのは「ニュースサイト」と「テレビ」
ネット上で起きてる、フローの仕組みについて、「ここまで書いてしまって良いの?」と思うくらい書かれていました。
ツイッターだ、ソーシャルだと騒いでも、バイラルの大本はYahoo!ニュースを筆頭とした「ニュースサイト」と「テレビ」です。
本書では、ニュースサイトとテレビで紹介されることが最もPVを稼げる方法だと、主張しています。
テレビは最強メディア。なんだかんだ行ってもかなり多くの人が見ているし、ネットに一般人が書き込む内容の多くはテレビに関連したネタ。多数クリックされるネタもテレビ出身の有名人や、テレビ番組に関連するもの。
たしかに、いくらツイッターの情報が速いといっても、ソースは、ニュースサイトかテレビである場合が多いですよね。
芸能界で例えると、Yahoo!ニュースは島田紳介で、その他のニュースサイトはひな壇芸人という喩えは、わかりやすかったです。
ネットでは、クリックしてもらわなければ意味が無い
いくら考え抜いたプランであっても、人間はもっと欲望に忠実だ。マス広告をネットを連動させた高偏差値で美しいスキームのキャンペーンがあろうとも、少しでも脇に「沢尻エリカがセミヌードを披露」「ウザい女だと思われる9のパターン」などと、下世話なネタへのリンクが貼られていたら、そちらに人は行くだろう
役立つ、得する、楽しめる情報のみが人をひきつけることができます。ところが、人々は暇ではないので、面白くなさそうな情報には見向きもしません。
上記引用にもあるように、ネット上では、とにかく面白ければ誰でも目立つことができます。目立てばニュースサイトで取り上げてくれます。
そのためには、ぱっと見で、「面白そうだ」と思ってもらう必要があります。「記事の見出し」は最重要で、いかに「ウケる見出し」をつけられるかで、勝負が決まってしまうとか。
とにかく「先行者」へ
ネットでは、とにかく先行者になってしまうことです。情報が一瞬にして伝わるため、名声が拡散してしまえば、他の追従を振り切って、先行者利益を得ることができます。
有名人やフォロワーの多い人に絡むことによって、「ああ、有名人とつながった」と嬉しい気持ちになるが、相手は何とも思っていない。「あの本、最高に面白かったです!」などと、著書の感想でも述べようなら、褒められた側はその「ホメツイート」を引用し、その評判を広げる
薄々感じていましたが、これだけズバっと書かれると、勇気がでてきます。しかし、あらゆるジャンルで先行者はすでに誕生しているので、これから新たなマーケットを見つけるのは大変そうです。
ネタ本ではありません^^
あなたのブログがつまらない理由という記事を、ちょっと前にアップしました。本書の内容と共通点がいくつかあってびっくりしました。
特に、人を惹きつける記事タイトルの重要性については、本ブログでも繰り返し主張してきたことです。本書を読んで、さらに自信を持つことができました。
そろそろ、ブログ・ライティングネタを復活させないとです(ネタ切れ中)
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