人気ブログを作るには、「読者が読んで役立つ記事」をポストしていくのは、大前提です。読む価値のないブログをリピートすることはありえません。
しかし、役立つ記事を書くだけでは、人気ブログにはなれないと考えています。なにが必要なのでしょうか?
Googleで上位を目指す弊害
ブログのアクセス数を増やすために、Googleで上位表示することは有効です。タイトルにキーワードを入れて、キーワードを意識した記事を書くことで、アクセス数は増えていくでしょう。
しかし、Google検索から来た人は、リピーターになりにくいです。自分の問題を解決することに忙しいので、情報を得たらすぐに離脱してしまうからです。
人々は、Googleを「Q&Aサイト」として利用しています。Googleで上位表示されて多くの人に読まれても、Q&Aサイトの1ページとしてしか、認識されません。みなさんも、最近調べ物をして、答えを見つけたページのサイト・ブログ名を覚えてますか?
楽天市場などのネットショッピングモールで商品を購入するとき、一番安いショップに注文しますよね。しかし、注文先のショップ名を覚えてますか? ほとんど覚えてないでしょう。同じ商品なら安い方を選択します。価格競争です。
Googleも同じです。ランキングの上位からチェックしていって、必要な情報を見つけたら、それ以下は読みません。ランキング競争です。
ランキングは基本的に「来訪者の問題を解決できるか」で決まります。よって、上位表示をするには、極論を言うと、上位ページの内容をすべて網羅して、かつプラスアルファの最新情報を付加したページを作ればよいのです。
それは後出しジャンケンだろ!と言っても、Googleはユーザーが便利ならそれで良いのです。Googleはアルゴリズムで自動的にランキングを決めています。過去3年間ずっと上位にいたからといって、ユーザーがより良い情報にアクセスできるなら、容赦なくランキングを入れ替えます。
つまり、Googleで上位表示を狙ってばかりいると、「替えの効くブログ」になってしまうのです。これが一番怖い。Googleのアルゴリズム変動で順位が落ちると、一気にアクセスが減ってしまい、何も残らなくなる可能性があります。
共通、共感
とはいえ、Google検索は重要な流入源です。SEOはある程度意識しないといけません。来てくれないよりは来てくれた方が良いです。
検索から来た人を、リピーターに変換する工夫が必要です。1日一人でもリピーターになってくれれば、一年で365人のファンが増えます。少しづつでも意識することで、時間を味方につけられます。
自分が良く読んでいるブログを思い出して、なぜそのブログを読み続けているのか考えてみましょう。おそらく、趣味や世代が同じだとか、何かしら「共通」「共感」するところがあるはずです。
Google的なユーザーに役立つ情報だけでなく、書き手の考えや、ライフスタイルも紹介しましょう。プロフィールもしっかり書きましょう。「どんな人が書いているんだろ?」と興味をもってくれたとき、共通点をアピールできれば、ブログではなく「ブログの書き手」に共感してくれます。
「知っているブログ」になる
今や大手企業が大資本をバックに、ネットに大量のコンテンツを投下しています。ビッグキーワードに個人が参入しても、ランキングは安定しません。
検索エンジンを中心にした集客方法は、個人では限界にきています。
人々は「知っているモノ」か「知っている人」からしか、買わないです。ブログも同じく、「知っているブログ」「知っているブロガー」を目指すと良いでしょう。
ソーシャルメディアは個人の味方です。ソーシャルメディア上のバズは、まさの共感、共通の連鎖です。個の力は小さくても、ソーシャルメディアは何千倍も増幅することができます。
多くの人に伝わることにより、ブログのファンが増え、被リンクも増え、巡り巡って検索エンジンの上位表示にも繋がります。個人の生きる道はソーシャルメディアにあるといっても過言ではないです。
Google検索のコンテンツの一部ではなく、ランキング競争から脱却できれば、充実したブログライフにつながるでしょう。