「距離」「毎日」「健康」「ダイエット」を目的にしたジョギングは、続きにくい

ジョギングが習慣化しないと嘆いている方は多いでしょう。多くの人はジョギングの目的を間違えています。

  • 健康維持のために走る
  • ダイエットのために走る
  • 毎日運動する
  • 人間的成長のために走る
  • 月に100km走る

こういった目的によるジョギングは、続きにくいです。なぜなら……。

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成果が見えにくい

ダイエット目的でジョギングを始める方は多いです。しかし、走ってもカロリー消費は限定的。成果が出にくいです。

ジョギングによるカロリー消費量は体重(kcal/km)と言われています。70kgの人が1km走れば70kcal消費します。よって、5km走っても、70×5=350Kcal。菓子パン1つ分にも足りません。

ちなみに脂肪1kg=7,000kcalですので、100km走らないと1kg減らない計算です。

走った後に体重が減っているのは、汗によって体の水分が減っているだけです。

「健康」を目的にしたジョギングも、成果が見えにくいです。人は基本いつも健康なので、変化がわかりにくいです。

「人間的成長」も、漠然としすぎてます。

毎日走ると故障しやすい

「毎日走る」「月に100km」といった数値的な目標を立てると、無理をしやすくなります。

月100kmを達成するために、最終日に無理をして長い距離を走って故障してしまったという話はよくあります。月100kmも90kmも、結果的にはさほど変わりはありません。

毎日走るのも良くないです。定期的に休足を入れましょう。

故障して走れなくなってしまっては、習慣化どころではありません。

レースでベストタイムを出す

ジョギングを習慣化している人々のほとんどが、定期的にレースに参加しています。

つまり、走る目的が「レース完走」や「自己ベスト更新」なのです。

レースに出場して、良いパフォーマンスを出すための練習を日々しているのです。故障はもってのほかですので、足が痛ければ躊躇なく休みます。

毎日漠然と走るのではなく、レースで良い走りをするためのトレーニングを考えて実践し、肉体を変化させています。

思考停止に陥らず、目的にあった新しい目標を考え続けているのです。

ゲームが一番面白い

ジョギングにかぎらず、健康のため、ダイエットのため、自分の成長のためといった、モヤっとした目的では、何をやっても続きにくいです。

人は不健康、不健全なことが大好きな生き物です。具体的で成果がわかりやすい「ゲーム」に置き換えることで、取り組みやすくなります。

ジョギングなら、自己ベストタイムの更新は刺激的です。ブログなら、ページビュー数アップを目標にしてもよいでしょう。営業なら販売額や件数を競うゲームに置き換えるのです。

ライバルと競争してもよいでしょう。あいつだけには負けたくない!と思うことも、強いモチベーションになります。ちょっと邪悪くらいがちょうどよいです。

「健康」「成長」と言いながら走るよりも、ゲームに夢中になっていたら、いつの間にか自己ベストタイムと健康的な肉体、そして人生の気づきが得られた。

そちらの方が健全だと思うのです。

今日のわかった

レースにエントリーしてしまえば、いやがおうでも走るしかありません。時間がなければ、ないなりに工夫します。

結果、練習不足ならレースでも無理せず走れば良いのです。そして、不甲斐ない成績を目にして、モチベーションが上がります。

習慣化術
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