年末に放映された「マグロに賭けた男たち 」見ました?
私は毎回必ず見ています。もう8回目だそうですよ。
漁師のロマンに引き込まれます!
マグロに賭けた男達◇厳寒の津軽海峡を舞台に、命懸けでマグロに真剣勝負を挑み続ける男性たちを密着取材したドキュメンタリーの第8弾。自らの生きざまを貫き通す漁師たちの姿を伝える。マグロの中でも青森・大間産の一本釣りの本マグロは最高級ブランドといわれる。”悲運の漁師”として番組が追い続けてきた50代の男性や、その親友で同じく一本釣りのベテラン漁師のマグロへの執念を取材。また、ことし1月にマグロ漁船を失いながらも数億円の借金を背負って船を新造した漁師や、鍛え抜かれたテクニックで獲物を仕留める一本釣りの名人のマグロとの死闘を追う。
山本さん
最近の注目は、山本さんです。
長男の結婚の際、結納金が用意できず苦しんでいた中で、一日にマグロ二本を上げて起死回生を果たした伝説を持っている漁師さんです。
しかし、ここ数年マグロに見放されて、苦しんでいます。
優しい心があだとなり、他の船の間を強引に割って入ることができません。
周りの漁師さんから「気合だ!」とはっぱをかけられていました。
精神論は確かに重要。それだけが理由ではないと私は思います。
山本さんも頑張っておられますが、周りより一回り小さい老朽化した船では、なかなか厳しそうです。
それでも、今回は久しぶりにマグロを一本釣り上げられました。本当によかったです。
マグロ漁はハイテク戦
大間のマグロは高値で取引されるため、競争が熾烈です。キロ1万円ぐらいと聞いたことがあります。
100kgのマグロをあげても、50kgを二本あげても、それで100万円の稼ぎです。
平均的なサラリーマンが毎日がんばって働いても、月収は40-50万あたりが上限でしょう。
マグロとの格闘だけでなく、収入面からみても、マグロ漁はかなりの魅力がありますよね。
最近のマグロ漁はハイテク戦になりつつあるなと、番組を見ていて感じます。
マグロがある程度上がってきたら、釣り糸に沿って、電極を落とし、マグロ感電させます。この「電気ショッカー」と呼ばれる装備は、マグロ漁では必須です。
強力なエンジン、高性能のソナーを積んだ船で、マグロの群に対していち早く良い位置取りを確保できる船が、良い成績を残せるのだそうです。
今回の番組に出演していた土建屋さんの元社長さんは、大型の船に4-5人の船員を従え、多数の針を流して、一網打尽のような方法をとっていました。
ちょっと反則だろ!と突っ込みたくなるところですが、どのビジネスにおいても、既成概念にとらわれず斬新な手法をとった人が、次のリーダーとなれるのですよね。
一攫千金をもくろむ漁師たちの真剣勝負を、堪能させてもらいました。次回が楽しみです♪
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